攻城団ブログ

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お城や戦国時代に関するいろんな話題をお届けしていきます!

お城に詳しくなくてもいいんです

攻城団に登録(入団)する際に任意でメッセージを書いていただくのですが、「初心者でぜんぜん詳しくないのですが」というような内容を書かれる方がけっこういらっしゃいます。

まず強く申し上げておきたいのは、攻城団はお城めぐり初心者のためのサービスだということです。
その証拠に、攻城団ではあえて比較的メジャーなお城しか検索結果に表示されないようになっています(登録して設定を変更すれば、すべてのお城を検索結果に表示することもできます)。

全国にあるお城の数は数万といわれていますが、その大半は石垣も土塁もなにも残っていない城址です。もちろん遺構の有無と歴史的な重要性は関係ありませんし、宅地化で遺構は失われてはいてもそこに立つことで当時に思いをはせることができるというのもお城めぐりの楽しみ方のひとつです。

ただそれって誰もが最初からできるわけじゃありません。
当時の状況や、さまざまな大名同士の関係などを知ることでようやく楽しめる話であって、最初はいわゆるメジャーなお城から訪問するのがいいと思います。
「『真田丸』に出てきたから上田城にいってみたい」というのはとても健全な城めぐりの動機だと思います。ぼくも「おんな城主 直虎」を見て、はじめて井伊谷城にいきました。

ぼく自身、お城めぐりをはじめた頃は「現存天守」すら知りませんでした。
犬山城で「日本には国宝のお城が4つある(いまは松江城が追加されたので5つですね)」ということを教わって、ちょうど国宝4城スタンプラリーが開催されていたので、まずは国宝の城をまわることにしました。
(このときの体験が攻城団のバッジに活かされているのはいうまでもありません)

そんなもんです。そしてそのあとに江戸時代以前から残る「現存天守」について知りました。

それからかれこれ170近いお城をまわってきましたが、いまだに天守や櫓があったほうが興奮するし、石垣があったほうが達成感があるのも事実です。
少しずつ遺構のないお城の楽しみ方がわかってきたかなという程度です。

たとえば織田信長が生まれたとされる勝幡城ですが、現地には城址碑と案内板しかありません(以前は城址碑のみでした)。

こんな立派な城址碑があるのは恵まれているほうで、現地にはなにもなく、かすかに石積みや土塁っぽい痕跡が残っているだけの城址が大半です。
お城めぐりに興味をもったばかりの人をこんな場所に連れていってもさすがに楽しめないし、ヘタしたらお城が嫌いになっちゃうかもしれません。

まずはメジャーなお城から。それも天守や櫓などわかりやすい建築遺構があるお城から。
そして模擬でもなんでもいいので再建された建造物があるお城も。
そうして全国各地のお城めぐりをつづけていく中で、その地域や武将に興味を持ち、歴史をひもといていくことでいままで知らなかったお城や、興味を持たなかったお城が気になるようになるんだと思います。

そう、大半のお城は「知らない」し、「めぼしい遺構がなにもない」わけで、でもそれを「知ってる」状態にすることはできるし、そこは時間とお金に多少の余裕がある大人の趣味だからこそ、存分に楽しめる部分だと思うんですよね。

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最近のぼくは、この知っていくことが楽しくてしょうがないんです。
学校の授業ではほとんど習わなかったり、ただひたすら年号を暗記していただけで背景を考えることもなかった事柄を、ひとつずつ知っていく。

地名の由来、そこでおこなわれた合戦、領主の変遷、大名の移封によって生まれた食文化や伝統工芸、などなど、ライフワークにしてもきっと時間が足りないくらいの魅力的な情報が広がっています。

そういうことをぼくはみなさんといっしょに学んでいきたいし、それをシェアしたいし、未来に引き継いでいけるといいなと思っています。

なので「初心者でぜんぜん詳しくないのですが」と恐縮してないで、むしろこれから知って学んで楽しめることが山ほどあるんだってことを喜んでほしいです。

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