攻城団ブログ

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龍安寺に123年ぶりに戻ってきた金碧障壁画「芭蕉図」を見てきた(ついでにオムライス情報も)

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石庭で有名な龍安寺に狩野派が描いたと思われる(海北派の説もあり)芭蕉をモチーフにした金碧障壁画が展示されています。

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この芭蕉の絵はもともと龍安寺の塔頭のひとつで、織田信長の弟である織田信包によって建立された西源院の方丈の障壁画として描かれました。
しかし1797年(寛政9年)に起きた火災で寺領の大部分が焼失すると、西源院方丈を龍安寺本堂(石庭がある建物)として移築したため、同時に襖絵も移されました。客人をもてなす「上間(じょうかん)一の間」で使われていたようです。
(展示されているのは上間二の間)

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その後、明治維新後の廃仏毀釈によって1895年(明治28年)に売却されると、いったん海外に渡り、さらに国内のコレクターを経由して龍安寺に戻ってきました。
部屋の外からになりますが、撮影オッケーです。展示期間は6月10日までなのでまだ余裕はありますよ。

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芭蕉の金碧障壁画は聞いたことがなかったのですが、調べてみると、兵庫県香美町にある大乗寺には円山応挙が描いた、芭蕉の葉で遊ぶ子どもの襖絵がありました。

www.daijyoji.or.jp

芭蕉もいろんな種類があって、この絵がどの品種かわかりませんでしたが、糸芭蕉や姫芭蕉は常緑多年草のようです。なので蘇鉄をモチーフにしたのと同じように、おそらく芭蕉も松の代わりにしたんじゃないでしょうか。 

またあわせて2008年(平成20年)に買い戻した襖絵6面も展示されています。

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もちろん石庭も

展示されている「上間二の間」は石庭に面した部屋なので、右を向けば障壁画、左を向けば石庭という環境です。

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水戸黄門が寄進したつくばい(の複製)

「吾唯足知」と書かれたこのつくばいは水戸光圀が寄進したものだそうです。ただし本物ではなかったです。

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余談ですが、このデザインのキーホルダーなどが売店で販売されていました。

ランチにはひとみのオムライスをオススメします

龍安寺はぼくが通っていた立命館大学のすぐ裏にあります。まあ近すぎて在学中はおろかいままで一度も訪問したことはないのですが、せっかく大学の近くまで来たので学生時代によく通ってたお店でランチを食べました。

それが「ひとみ」です。喫茶店なんですけど、ぼくらの認識では「オムライスの店」です。

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これで580円。
ちなみにこれはレギュラーサイズ(米1合)で、この上にセミ(米2合)、ジャンボ(米4合)があります。学生時代はセミを食べられたんだけどなあ。

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