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山頂までエレベーター? 唐津城は模擬天守だけど眺望は最高クラス!

唐津城は唐津湾に築かれた海城です。「日本三大水城」といえば、高松城今治城中津城ですが、そこに加わってもおかしくないくらいの「ザ・海城」です。

まずは地図を見てください。

松浦川の河口の少し突き出た部分に城が築かれているのがよくわかりますね。

ではレポートです。 今回は博多から電車で向かいました。姪浜駅までは地下鉄でいって、そこからJR筑肥線に乗りまえます。

筑肥線ははじめて乗りましたけど、海際を走るので気持ちがいいですね。

唐津駅の少し手前で窓から唐津城も見えます。

唐津駅です。

じっさい駅から歩くと15分から20分くらいですが、近づくにつれてだんだんと潮の香りがしてきました。

ほぼ干上がってましたけど、二ノ門堀あたりまで来ると「海っ!」って感じでした。

早稲田佐賀中学校・高等学校の前を通る頃には天守も見えてます。

いいなあ。

そもそも唐津城には天守がなかった(天守台だけ築かれて、天守は建設されず)といわれていますので、これは模擬天守なんですが、望楼型の美しい天守だと思います。
寺沢広高は豊臣系なんだから黒くないのかって疑問はありますけどね)

道沿いに歩くと、麓です。

さて、ここからが唐津城の見どころというか、かなり珍しいポイントです。

大阪城名古屋城など、エレベーターで天守の最上階までのぼれるお城はいくつかあります。
また岐阜城八幡山城など山頂までロープウェイでのぼれるお城もいくつかありますね。

でも! 唐津城は! 山頂までエレベーターでいけるんです!!

なにいってるかわかんないですよね。ぼくも最初はエレベーターをエスカレーターとまちがえて、江ノ島みたいなのかなあと思っていたのですが、斜行エレベーターという山の斜面に沿ってのぼっていくエレベーターでのぼれるんです。

ここが運命の分岐点。

ぼくの前を歩いていたカップルは「がんばってのぼろう♪」と階段ルートを選んでました。20段目くらいで「マジきついんだけどー」と音を上げてましたが。
でも人生だって山あり谷あり、この階段と同じで甘くはないのです。末永くお幸せに。

ぼくはというと、写真撮らなきゃいけないからと自己弁護してエレベーターに向かいます。

料金は大人だと片道100円です。
帰りは階段でもぜんぜん大丈夫だと思います(雨の日は危ないから往復エレベーターでもいいかな)。

いたってふつうのエレベーターです。

外が見えるようにはなってるけどなにが見えるわけでもなく、ひたすら壁だけが見えてます。
高低差は34mあるそうですが、すぐ着きます。エレベーターの中はこんな感じ。ふつうですよね。

上段広場と呼んでいますが、いわゆる本丸に相当する部分です。

眺めがめちゃくちゃいいです。

では天守に入ります。

こういう今日の日付が表示してあるのはいいですよね。

天守内は一部をのぞいて撮影可です(不可なのは2F、3Fの展示物)。

唐ワンくんがいました。

ひこにゃんが火付け役だったこともあり、基本的にこの手のキャラクターってネコが多いと思うんですけど、唐津城は犬なんですね。
犬山城が犬(わん丸君)なのはわかるんだけど。

調べてみたら「唐津をひとつに」というメッセージを込めての「ワン」だそうです。犬関係ないんですね。

模型もありました。

が、上に書いたように唐津城には天守がなかったので、模擬天守の模型ですね。

天守にいくとよく見る、全国のお城の写真などもありました。
ほんとこれ定番コンテンツなんだけど、意味あるのかな。

そして最上階の回り縁からの眺めです。

風が気持ちよかったです。
あの向こうに見えるのが虹の松原ですね。手前の天守の影もいい感じ。工事中の石垣がちょっと残念だけど。

おみやげ売り場では唐ワンくんグッズをいくつか購入。

最上階から見た写真にもありましたが、いま唐津城では石垣の修復工事をしています。

訪問したのが2016年(平成28年)だったので現在は終了しています。

石垣というものは年月とともにどうしても重さでたわんでしまうので、定期的にこうした補修が必要になるわけですが、地震の被害はとくになかったみたいでよかったです。

帰りは階段ルートです。

この藤棚は有名らしいです。

階段といっても本丸まで400段くらいなのでそれほどすごくはないです。

こうやって見ると圧倒されますけどね。

電車で攻める方にも知っておいてほしいのですが、唐津城は山麓にある駐車場から見ると、なかなかカッコいいんです。

駐車場のはしに松浦川の川岸に降りられる場所があったので、降りてみました。

ここにあるのは模擬塀ですけど、狭間があったので、もしかしたら狭間越しの天守が見えるんじゃないかと思ったのですが、ちょっと近すぎました。

見えるんだけど、鯱はおさまらず。

もうちょっとだけ離れていればきれいにおさまった写真が撮れたんだけどなあ。

そのまま「城内橋」という橋をわたれば唐津城の石碑があるのでわたります。

この橋の上からと、石碑の場所からも撮影スポットになっています。

ここはライトアップされるので夜に来るのもいいですよ。

お城に興味を持って、各地のいろんなお城をまわりはじめると模擬天守に対してちょっとネガティブな印象を抱く方は多いと思います。ぼくもそうでした。

現存天守が文句なしにすごくて、復元天守も災害や戦争などで焼失した天守をなんとか再建しようとしている点では評価できて、でももともと天守のなかった城にでっち上げて建てたような模擬天守は冒涜だと感じる方もいるかもしれません。あ、これはかつてのぼくの気持ちでもあります。

でも最近ぼくは模擬天守は模擬天守として楽しめるようになってきました。
歴史の楽しみ方のひとつに「If(もしも)」がありますよね。人気ゲーム「信長の野望」なんてのはその何百・何千通りもある「If(もしも)」を味わうためのゲームですけど、「もしここに天守があったなら」「もし寺沢広高が名護屋城の遺材を使って天守まで築いていたら」「もし水野忠邦が老中になりたいがために浜松藩への転封を願い出る前に天守を築いていたら」と考えると楽しくなってきませんか。
忠邦は年貢の取立てが厳しかったことで地元で恨まれたらしいですけど、重税ついでに天守まで建てちゃうというのはありそうな話ですしね。

歴史にはまだまだわかってないことが多く、そうしたミステリーが時代を追うごとにひとつずつ解明されていくことも楽しみですけど、こうしていろんな「If(もしも)」を妄想して語り合うこともまたひとつの楽しみ方だと思うのです。

ぼくにとっての唐津城はけっこう満足度の高い模擬天守でした。
残念だったのは海産物を食べられなかったことかな。
どうも飲食店は唐津駅周辺に集中しているらしく、ぼくは駅から離れたところのホテルに泊まったので、周囲にはファミレスとかしかお店がありませんでした。
(けっきょくスーパーでお惣菜を買って部屋で食べてました)

次回はお刺身をいっぱい食べまくりたいです!

kojodan.jp

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