現在プレゼントの応募を受付中のペーパークラフト「戦国の合戦 山崎の戦い」ですが、攻城団にもサンプルとしてひとついただいたのでさっそくつくってみました。
ひさしぶりに工作っぽいことをしてみましたが、楽しかったです。
まずは開封の儀
パッケージをあけるとA4サイズのシートが何枚か入っています。
まず山崎の合戦の舞台となった乙訓周辺のベースマップ、そして武将や兵士が印刷されたシート3枚です。
パーツの切り抜きがちょっと大変
最初にやることは3つのシートに印刷されたパーツの切り抜きです。
「戦国の合戦ジオラマ」シリーズの場合、パーツといっても大半は人間です(あとは陣幕)。名前のついた武将のほか、槍隊、弓隊、鉄砲隊、騎馬武者など膨大な数の兵士がイラスト化されているので、ひとりずつ切り抜いていきます。
カッターかハサミのどちらを使うかについては慣れの問題もあるので一概には言えないのですが、使いやすいほうを選んでください。ちなみにぼくは最初カッターを使っていましたが、途中でハサミに変えました。
やりながら気づいたコツとしては、こんなふうに一列ごとに切り離してシート自体を回転させながら切り抜くといいと思います。
なお切り取ったパーツが混ざらないようにわけておいたほうがいいと注意書きがありますが、混ざってもなんとかなります。
明智方と羽柴方で人の向きがちがうからどっちの兵士かはひと目でわかるし、羽柴方は連合軍なのでいろんな旗印がありますが(明智方は共通)、パッケージの説明写真を見れば誰がどの旗印かわかるので大丈夫でした。
「池田恒興ってこんな旗印だったのか」とか確認しながら作業するのもいいと思います。
複数人でやったほうが楽しい
全部切り抜き終わりました!
両軍の兵力差がなんとなく実感できますね。
あくまで参考程度ですが、ぼくはこの切り抜き作業だけで約6時間かかりました。
(ぼくはこういう作業が苦手なので、器用な方ならもう少し早くできるとは思います)
ひとりでやるのはけっこうつらいので、複数人で作業しながら、みんなで「山崎の合戦」のことや参戦した武将について知ってることを披露しあう場にしたらいいんじゃないかと思いました。
たとえば神子田正治について、このときは重要な役割を任されているのに、2年後の「小牧・長久手の戦い」を機に転落していくんだよねとか、福島正則や加藤清正はこの時点ではまだ布陣図に名前が出てこないんだねとか(正則は勝龍寺城を攻撃する軍功を挙げている)、知ってることや思ったことを順番に話していくなんてのも楽しそうですね。
もちろん親子でいっしょにつくるのもいいです。でも大人同士でつくっても楽しめるはずです。
よくできたイラスト
人物イラストは非常によくできています。
石田三成や加藤清正などの特徴的な兜も再現されていて感心しました(この時点でこの兜を着用していたのかは知らないですが)。
またなぜか信長(?)がいたり、逃げる明智軍の兵士が用意されていたりと、遊び心もあります。
こういう洒落っ気は好きです。
失敗しても大丈夫
こんなふうにミスってしまうことはありがちですが、ファセットでは失敗した部品シートを送料のみで送ってくれるサービスを提供されています(1商品につき1シートのみ)。
これはほんとうに素晴らしい救済措置ですね。
完成したときの達成感がすごい
パーツを切り離せたら、それを貼り付けていきます。
まずは両軍の本陣を置いてみます。
つづいて同封された布陣図を参考に武将を配置しています。
この時点でけっこうテンションがあがります。
なお、配置作業がかなり密集するのでピンセットがあるなら使ったほうがいいです。
のりはファセットが公式に推薦している「ピットマルチ2」を買いました。
こんなふうにのりを少量だけ出しておいて、ピンセットでつまんでつけるとそのまま置いていけるので効率的です。
(あんまりたくさん出すと乾いてしまうのでちょっとずつがいいです)
ついに完成!
配置作業は3時間弱くらいかかりましたが完成したときの達成感はすごいです。
光秀の本陣。陣幕の裏に逃げてる兵士がいますね。
秀吉の本陣。のちの大名たちが直番衆として参戦しています。
なお秀吉は事実上の総大将ではありますが、名目上の総大将は信長の子である織田信孝です。
天王山に布陣する羽柴秀長と黒田官兵衛。中腹には神子田正治がいます。
円明寺川を挟んで対峙する両軍。いちばんごちゃごちゃしているところです。
中川清秀、高山右近、池田恒興と秀吉に合流した(糾合された)軍勢が最前線にいます。自ら望んでの結果なのか、策略なのか。
ペーパークラフトなんて小一時間もあればつくれるだろうと思っていたのですが、予想をはるかに上回る時間がかかりました。
だけどすごく楽しかったし、完成したのを見てるだけでワクワクします。
プレゼントの応募は11日まで受け付けていますので、自分でもつくってみたいなと思った方はぜひご応募ください。
また「山崎の戦い」についてはこちらもあわせてご覧ください。