11月14日の朝から二条城へ出かけてきました。目的はお城ニュースでも紹介した、西門の特別公開です。
二条城が開催していた公式ガイドツアーではこの西門を特別に見学させてもらえたので、ぼくは以前にも見たことがあるのですが(ツアーは現在コロナの感染拡大防止のため休止中)、写真を数枚撮るくらいしか時間がなかったのでゆっくり見学できる絶好の機会だと思って行ってきました。
二条城はおかしなお城で正面入口である東大手門は櫓門でありながら枡形虎口になっていないのですが(堀幅も超狭い)、これはそもそも戦うための城ではなく、天皇を迎えるために増築・改修された経緯や、その後の利用目的も諸大名や朝廷の勅使との謁見であったことを考えればわからなくもないです。
ただ反対側の裏門にあたる西門は典型的な枡形虎口となっているんですよね。
(本丸の東門、西門も枡形虎口ですね)
ただ裏門であることに加え、そもそも3代・家光の上洛以降は幕末の家茂上洛まで230年ほどの間、二条城が利用されなかったこともあり、城番のモラルも低下していたようで小刀で彫ったと思われる落書きが見事に残っています。
西門最大の見所かもしれません。
狐とかはかなりうまいんですが、やっぱり三つ葉葵はむずかしいみたいです。というか三つ葉葵を彫ったりしたら怒られそうですけどね。
見るだけなら5分もかからないと思います。
ただ次から次に人がやってくるのでほかのお客さんが写り込まないように撮影するのはむずかしいかもしれません(監視員は常駐されてるので無人にはならないです)。
ぼくは朝10時20分くらいに行ったのでわりと人は少なかったです。
残すチャンスは12月5日と12月12日の2回なので、予定が調整できそうな方はぜひ。
いずれもナイトイベント「ワントゥーテン 二条城夜会」の開催期間中(最終日が12月12日)なので、夜まで滞在できる方はあわせて参加するのもオススメです。