攻城団ブログ

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細川玉子さんによる「京田辺伊賀越えスタンプラリー」参加レポート

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京都・長岡京おもてなし武将隊つつじの細川玉子さんが京田辺市で現在開催中の「京田辺伊賀越えスタンプラリー」に参加してきたそうです。全スポットを制覇された写真満載のレポートをぜひお読みください!

皆々様、ご機嫌麗しゅうございます! 
京都・長岡京おもてなし武将隊つつじの、細川玉子にございます。
前回は、徳川家康様の"神君伊賀越え"について綴らせていただきました。
お読みくださいました皆様、本当にありがとうございました!
そして此度は、前回案内しておりました「京田辺伊賀越えスタンプラリー」に参加して参りましたので、そちらを記事にさせていただきます。

わたくしのスタンプラリーの旅は、近鉄新田辺駅から始まりました。

駅周辺には「徳川家康公 伊賀越えゆかりの地 京田辺」と書かれた、墨絵師・御歌頭(おかず)様が描いた、とても男前な家康様ののぼり旗もたくさん飾られておりました。

そして最初のスタンプは「京田辺市駅ナカ案内所」から頂戴いたしました。

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位置情報をONにした状態で、スタンプラリーのスポットの近くで、京田辺伊賀越えスタンプラリーのページを起動します。
そして、現在ご自分がいる該当の場所をタップしていただくと、デジタルスタンプが押されるという内容です。

すごいですよね!
このデジタルスタンプラリーなるものは、一体どういった仕組みで……と、いつも不思議に思う玉子です。  

なお案内所では、観光案内のリーフレットや、京田辺市のお土産品も販売しております。

そしてお次は「甘南備山(かんなびやま)芝生広場」へ参りました。
こちらは小高い山となっており、徒歩で向かうのは困難かと思われます。ただ、車道も細いので、運転される際はお気をつけください。
登山を楽しまれる方々が、多くいらしておりました。

駐車場からスタンプラリーの広場までは徒歩になりますが、すぐに到着いたします。

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無事にスタンプを頂戴できました。

この甘南備山は「神が鎮座する」という意味を持つ霊山と伝わります。
展望台もあり、美しい景色が眺められる場所としても人気とのことです。
山岡荘八(やまおかそうはち)殿が書かれた『徳川家康』の第八巻にて、家康様ご一行が伊賀へ抜ける道として、甘南備山の悪路を進む様子が描かれているそうです。

甘南備山を後にし、お次は「酬恩庵一休寺」へ参りました。
お名前の通り、一休宗純様ゆかりのお寺です。

立派な総門と、広い敷地が壮麗なお寺にございます。

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こちらでも無事にスタンプを頂戴できました。

一休寺は、数多くの重要文化財を所蔵されております。
なお、こちらは家康様ご一行が通ったと伝わる甘南備山の東山麓に位置し、六角氏のお墓もあるとのこと。
さらに、一休宗純様は茶の湯ともゆかりの深い人物としても知られています。
その茶のこころが、後の千利休様へ伝わったともいわれております。
わたくしの夫である細川忠興様も、利休七哲のおひとりなので、細川家ともゆかりのあるお寺にございますね。

そして、可愛い一休さんもおられました。

癒されますね‪(^_^)‬‬‬

そろそろ、お腹も空いて参りましたので、昼食のため「手打ちそば 藤与志」様へ参りました。

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店内は美味しそうな出汁の香りが。
献立表にはたくさんの商品名が並んでおりましたが、玉子は"海鮮カレーそば"にいたしました。

海鮮がごろごろと入っており、海の出汁が効いた、とても美味しいカレーそばでした。
香辛料で体も温まりました。

お腹もいっぱいになりましたので、お次の地点へ参りたいと思います。
お次は「大御堂観音寺」へ参りました。

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こちらには、伊賀越えの石碑と案内板がございました。

スタンプも頂戴いたしました。

こちらには、全国で七体しかないと伝わる"国宝・十一面観音立像"が安置されています。
大変貴重な国宝を間近で見られる場所として知られ、そのお姿は圧巻とのこと。
観音寺の十一面観音様は、女性のような穏やかさをたたえ、静かで優しげな表情を備えていることが特徴らしいです。
なお、家康様ご一行や穴山梅雪様ご一行も、この辺りを通ったと伝わっております。

お次は「寿宝寺(じゅほうじ)」へ。
とても静かで穏やかな場所です。

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無事にスタンプも頂戴いたしました。

古くは「山本の大寺」と称せられ、重要文化財に指定されている"十一面千手千眼観音立像"をご本尊とされております。
そして、寿宝寺の十一面千手千眼観音立像様は、長岡京市の楊谷寺(柳谷観音)と同じ木から彫られたといわれているそうで、眼病平癒祈願に霊験があるとも伝わります。
長岡京市ともゆかりがあるとは、ご縁ですね。
さらに、この辺りは交通の要所としても知られ、家康様一行にとって危険な場所だったそうです。
なお、十一面千手千眼観音立像の拝観は、事前にお電話などでお願いをすると案内していただけるそうです。

こうして町を巡っておりますと、神君伊賀越えゆかりの地としての京田辺市を知ると共に、長岡京市や細川家ともゆかりがあるように思え、とても嬉しく思いました。

お次は「穴山梅雪様のお墓」へ参ります。
梅雪様のお墓は、墓地の中にございます。
飯岡(いのおか)区の共同墓地にある五輪石塔のお墓が、穴山梅雪様のお墓にございます。

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一瞬見失ってしまいましたが、そばまで参りますと問題なく見つけることができました。

無事にスタンプも頂戴いたしました。

以前の神君伊賀越えについての記事の中でも少しふれておりましたが、梅雪様は武田家の武将、重臣でありました。
お名前は、穴山信君(あなやま のぶただ)と申されます。
武田信玄様の姉上である南松院(なんしょういん)様を母に持ち、ご正室様は信玄様の娘・見性院(けんしょういん)様と伝わります。
武田家とはお身内関係でございますね。

その後、家康様の誘いに乗り武田家を離反され、信長様に内応します。
甲州征伐の際に、貢献したと伝わっております。

伊賀越えの際は、家康様と行動を共にし、堺にいたとされる梅雪様は、本能寺の変の知らせを受けると、家康様と別行動を取ります。
二組に分かれ、一行の殿(しんがり)を務めたそうです。
一日遅れで、家康様と同じ道筋で帰城しようとされていたところ、お亡くなりになられたそうです。

ですが、この穴山梅雪様は謎の多い武将としても知られております。
謎と言われる理由は、そのお亡くなり方にございます。

草内(くさうち)で一揆に巻き込まれ、亡くなったとされる説。
家康様を疑い、自身の身の危険を感じ、別行動を取ったところを、落ち武者狩りにあい落命されたとする説。
別行動をとったのち、父上(光秀)からの家康追討の命を受けた一揆勢により、家康様だと間違われて、殺害されたとする説。
家康様一行から遅れて移動していたところを、執拗な落ち武者狩りにあい、殺害されたとする説。
家康様と共に畿内を脱しようとしますが、一揆の襲撃を受けて自刃、または殺害されたとする説。
梅雪様の従者が普賢寺谷で道案内人を殺したことから、土民により殺害されたとの説。
さらには、家康様によって殺害されたという説もございます。
このように、梅雪様の行動や亡くなられ方については、諸説伝わっております。

そんな梅雪様は悲運の武将として、飯岡の村人がこの地に手厚く葬ったといわれております。

「どうする家康」では、田辺誠一様が梅雪様を演じられるそうです。
梅雪様の生き様がどのように描かれるのか、楽しみですね。

そして、スタンプラリーの地点ではございませんでしたが「飯岡の渡し場跡」にも参りました。

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石碑の近くには、渡し船の形をした東屋もございました。

木津川の堤防沿いに、飯岡の渡し場跡がございます。
神君伊賀越えの際に家康様ご一行が通った渡しの候補地は、飯岡の渡し(京田辺市)・草内の渡し(京田辺市)・山田の渡し(精華町)の三か所とされており、この飯岡の渡し場も候補地のひとつです。

穏やかな川の流れと、美しい景色。
この風景を梅雪様もご覧になったのでしょうか……。
感慨深いものがございますね。

さて、スタンプラリーに戻りましょう。
お次は家康様が使用したと伝わる渡し場の最有力地「草内(くさじ・くさち)の渡し」へ参ります。

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石碑が丘の斜面にございますので、写絵を撮る際はお足元にお気を付けくださいませ。

スタンプも入手完了です。

草内(くさうち)と対岸の十六(じゅうろく)を結んでいたことで、十六の渡しとも呼ばれており、伊賀越えの最大の難所だったそうです。

京田辺市に伝わる「伊賀越えの道」、一日前には家康様も通った道とのこと。
わずか一日違いで命運が分かれてしまった、家康様と梅雪様。
戦国時代の厳しさを感じると共に、家康様の使命の強さも感じます。

※梅雪様が亡くなった場所は、飯岡の渡し説、草内の渡し説など、諸説ございます。

そして、いよいよ!スタンプラリーの地点も残りひとつとなりました。
最後は「京たなべ玉露庵」へ!

京たなべ玉露庵は、京田辺市観光案内所内にございます。

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入り口にて、男前な家康様ののぼり旗やポスターがお迎えくださいます。

本スタンプラリーの最終地点となります。
無事にスタンプも頂戴いたしました。

スタンプラリー制覇です!

京田辺特産品セット(玉露ティーバッグと抹茶ぼーるちょこ・家康様のクリアファイル)をいただきました。
なお包装が、伊賀越えスタンプラリー特別版とのことです!

さらに、スタンプを八個全て集めた方はガチャ抽選で「徳川軍旗スポーツタオル」が当たるとのことで、挑戦いたしました。
旗指物を模した大判のタオルだそうで、飾っても使用しても大満足! とのこと。

観光協会様よりコインを頂戴し……、当たるかな??

「!?」

見事!大当たり!

というのは戯れで……、じつは玉子は"はずれ"だったのですが、同行くださったすたっふ様が、見事"あたり"を引き当てました!
されど、大変有難いことに、プレゼントしてくださいました!
父上に差し上げようかと思います‪(^_^)‬‬

なお、特典賞品はなくなり次第、終了となりますのでご了承くださいませ。

さらに京田辺市観光案内所では、京田辺自慢の日本茶最高峰の玉露の淹れ方や、抹茶の点て方の体験が、ご予約なしでお楽しみいただけます。

各体験、おひとり様800円で、お菓子付きとなります。

そして、京田辺市観光案内所には、京田辺市のお土産物も沢山ございました。

スタンプラリーの終着地でもございますので、こちらでお土産品をお買い求めいただくのもよろしいかと思います。

なお、京田辺市観光案内所は毎週月曜日が定休日となりますので、ご注意くださいませ。

家康様や本多忠勝様、穴山梅雪様のパネルや、家康様の甲冑も展示してあり、とても華やかでした。

京田辺市の歴史を知り、名所を巡ることも出来る、とても充実したスタンプラリーでした。

京田辺市観光協会 事務局次長 兼 観光案内所所長の、西川俊之様も、此度のスタンプラリーや伊賀越えのPRに、力を入れているとお話しになっていらっしゃいました。

これまでの大河ドラマでも、様々な描き方をされてきた、神君伊賀越え。
「どうする家康」では、どのように描かれるのか楽しみですね! と、観光協会の皆様と盛り上がりました。

スタンプラリーも制覇し、観光案内所をあとにしましたが、京田辺市は玉露が大変有名とのことで、せっかくなので"玉露グルメ"をいただこうと「宇治茶カフェ MAIKO茶ブティック」様へ伺いました。
お店はアル・プラザ京田辺のすぐお近くです。

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お洒落な店内には、喫茶として利用できる場と、数々のお土産品が並んでおりました。

わたくしは、喫茶を利用させていただきました。
献立表には沢山のお品が並んでおり、どちらを注文しようか悩んでしまいました。

冬季限定とのことなので「熟成焼きいもの玉露おしるこ」を注文いたしました。

玉露を使用したお濃茶が添えられており、お好みでおしるこに混ぜて食べられるとのこと。

おいもを使用していると聞くと、紫色の印象がありますが、真っ白なおしるこで、とても珍しいですよね。
まずはそのままいただきましたが、おいもの自然な甘さがとても美味しく、ほっと温まりました。

次は玉露を混ぜてみましたが、大変鮮やかな緑色が目にも楽しかったです。

瞬く間に緑色に染まり、お味もお茶の味が一気に広がりました。
わたくしは玉露を入れたお味の方が好みで、全て入れてしまいました‪(^_^)‬‬

とても美味しくて珍しい、そんなおしるこでした。
お邪魔させていただき、ありがとうございました!

歴史深く、玉露やお抹茶も美味しい京田辺市。
大変素敵な町ですね!

大河ドラマ「どうする家康」の放送により、以前に増して注目されている、京田辺市。
皆様もぜひ、スタンプラリーにご参加いただき、京田辺に存在している徳川家康様の歴史にふれていただきたいです。

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此度もお読み下さり、本当にありがとうございました。
細川玉子でした!

京都・長岡京おもてなし武将隊つつじ
京都府長岡京市の公式武将隊として活動。
勝龍寺城を中心に、明智光秀、ガラシャ姫、細川忠興らの武将や姫が、殺陣(たて)や詩吟、舞を織り交ぜた演武や甲冑劇を行い、長岡京市の歴史・
皆様も是非、京田辺市にて神君伊賀越えを体感してみてくださいませ。

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