攻城団ブログ

お城や戦国時代に関するいろんな話題をお届けしていきます!

細川玉子さんによる京都御城印サミット開催レポート(2日目)

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京都御城印サミット2日目のレポートを、司会進行をつとめてくれた京都・長岡京おもてなし武将隊つつじの細川玉子さんに書いていただきました。
怒涛のような2日間でしたが、参加してくださったみなさんのおかげでぼくらもとても楽しかったです!

皆々様、ご機嫌麗しゅうございます! 
京都・長岡京おもてなし武将隊つつじの、細川玉子にございます。

此度は、前回につづきガレリアかめおかにて開催されました【京都御城印サミット】の二日目、26日(日)の様子を綴らせていただきます。

25日(土)同様、お足元の悪い中ではございましたが、開場前より多くの方にお並びいただき、大盛況の中、京都御城印サミット二日目が開会いたしました!
この日も多くのお客様が、開場すぐにお目当てのブースへお並びになられ、各ブースに長蛇の列ができるほど、大変賑やかにございました!

前日につづいてわたくしが司会をつとめさせていただいておりましたが、前日に開会式を行っておりましたので、この日は感染予防対策のお願いや、会場のご案内などを行わせていただいておりました。

そういたしましたら、我が隊の細川忠興様(わたくしの旦那様)も、マイクを持ち突然、舞台へ上がってこられて!
話すことの内容を全く決めていなかったのですが、即興のトークショー(?)のようなことになり、二人で一時間以上、お話しておりました😊

此度のサミットで販売される御城印であったり、各市町にゆかりのある武将様や歴史、お城やキャラクターさんについてなど、二人で賑やかに様々なお話をさせていただきましたが、多くの方がステージ前に座ってくださったり、並んでおられる中こちらに視線を向けてお聞きくださったり、大変有難かったです!

さらに26日(日)は、我々、京都・長岡京おもてなし武将隊つつじの演武から、ステージイベントが開始となるとのことで、盛り上げられるよう努めさせていただきました!
11時30分から一回目の演武となりましたが、殺陣や剣舞、詩吟を織り交ぜた“武将隊演武”と、昨日、初披露となりました新演武を披露させていただきました。

大変多くの方がご覧くださり、温かい手拍子もいただき、皆様と共に盛り上がることが出来ました! 本当にありがとうございました!

私事ではございますが、この26日をもって、我が隊の細川忠興様が、隊を出立(卒業)されることになっておりました。
我々を応援してくださっている援軍様(ファンの皆様)が、朝早くご遠方から、たくさん駆けつけてくださいました。
とても嬉しくて……有難くて……心強かったです。
本当に本当にありがとうございました!

そして12時からは「八木城へ行こう」とのことで、南丹市より坂口浩之様にご登壇いただきました。

坂口様は、八木城跡のガイドと「城山夜明けだプロジェクト」のマネージャーをつとめられておられます。
此度は、坂口様のご出身地でもある南丹市八木町の、八木城の歴史や見どころについて、ご講演くださいました。 

八木城は、日本でも最大級の山城であるとのこと。
兵庫県丹波市にございます黒井城や、兵庫県篠山市にございます八上城と共に、丹波三大山城のひとつといわれております。

内藤氏が足利尊氏より八木の地を賜り、八木城を築城したと伝えられています。
室町時代になると、細川氏が丹波を領国として守護するようになり、内藤氏を丹波守護代として任命。八木城を拠点に、丹波地方へ勢力の拡大を行っていったそうです。
その後、父上、明智光秀の丹波攻略が開始。1575年(天正3年)に八木城は落城し、父上の手で城の改修が行われましたが、本能寺の変の後に、廃城となったといわれております。

内藤氏と申しますと、キリシタン大名としても知られている、内藤如安(ジョアン)様の一族です。
父の宗勝様が八木城主として奮戦なされておりましたが、戦場にて討死なされたそうです。
ジョアン様の消息は、キリシタンでもあった為、明らかではないそうですが、イエズス会の古文書ではジョアン様を「城主」とも「武将」ともとれる、様々な表現をしているとのこと。
ジョアン様は“八木城の最後の城主”だとも伝わっているそうです。

八木町には「ジョアン内藤飛騨守忠俊顕彰碑」が建立されており、八木城跡近くを走る道路の愛称を「ジョアン通り」と命名されております。

また、南丹市制15周年の際には「オペラ内藤ジョアン」を公演されたとか。
八木城跡と共に愛されている、内藤如安(ジョアン)様。ぜひ八木城跡と共に、ジョアン様の数奇な人生にも触れていただきたいです。


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なお、こちらは南丹市様のブースに飾られていた、ジョアン様のパネルです。
凛々しくて素敵なお姿。手元の十字架に親近感が湧きます😊

イラストを担当されたのは、中川英明先生。
実は中川先生は、我々のイラストも担当してくださっております。

中川先生が描いてくださった、我々をディフォルメしたイラストが、我らの武将印や姫印に使用されております。

ぜひ、お手元へ😊
宣伝してしまい、申し訳ございません🙇

そしてお次は13時から「御城印集めは楽しい」とのことで、御城印コレクターの、DOM様とTaku様に、ご登壇いただきました。

現在の御城印ブームをコレクターの立場で見てこられたおふたりと、御城印ブームを牽引してこられた攻城団のこうの団長に、御城印収集の楽しさについて、存分に語っていただきました!

なんと、DOM様とTaku様は3000枚~4000枚の御城印をお持ちとのことで、対談の為に貴重なお品の中から一部をお持ちくださり、皆様に紹介してくださいました。



その他にも、各地の御城印について詳しくお話されており、その様子が映像にも映し出され、お客様も興味深くお聞きになられておりました。

お客様からの質問にお答えくださる回では、これまでおいくらかかったのか? 等、核心に迫った内容にも触れられ、会場内に笑いがこぼれる瞬間もございました。

そして以前、群馬県沼田市の上州真田武将隊の皆様とコラボレーションされたことがあるとのことで、その場で武将様方に文字を入れてもらう御城印を作られたそうです。

実は、我が隊の武将印や姫印は、全てわたくしの弟の明智光慶が、文字を書いてくれています。

光慶ならその場でも対応が可能かもしれないですが、わたくしは文字に自信がないなぁと思いながら、お話を聞かせていただいておりました😊
ただ、もしもまた御城印サミットが開催されるのでしたら、ステージ上で我々が各々その場で文字を書き、会場の皆様へ進呈するという企画も面白いかな? と思いました!

こうのより
ぜひやりましょう!

御三方の対談は、終始穏やかで楽しい雰囲気のなか進められ、さらに御城印への関心が深まったという方も多かったかと思います。

玉子も少し御城印を集めておりますが、もっと真剣に集めてみようかな?と思ってしまいました😊
楽しい対談をありがとうございました!


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そして14時30分かは、昨日に引き続き、福知山市産業政策部産業観光課の、上原広大様にご登壇いただき、こうの団長とご対談いただきました。

福知山城はわたくしも個人的にとても好きなお城のひとつで、福知山城の外観やお城としての魅力も勿論あるのですが、福知山城にまつわるお話がとても素敵だなと思っております。

前回の記事でも触れましたが、福知山城や父上、明智光秀が、福知山という町の皆様に愛されていること、そして現在にも残っている逸話が、本当に美しいなと思っております。

町の皆様もとてもお優しくて、町の雰囲気も温かくて……。
少し前のお話になるのですが、福知山市役所の方に「わたくしは福知山という土地と、福知山の皆様がとても好きです」と、お話したこともございました😊

そして、福知山市といえば、大江山鬼伝説でも知られており、酒呑童子や源頼光様(明智の遠い先祖・摂津源氏の祖)のお話も大変興味深いですよね。
「日本の鬼の交流博物館」にも、何度も伺わせていただいております。
博物館の入口にある巨大な鬼瓦は、大変迫力がありますのに、所々に飾られている鬼の人形さん達は、とても愛らしいです😊
鬼伝説の際にもとても面白いPRをなされていて、楽しませていただきました!

また福知山市は“スイーツのまち”としても知られています。
福知山市は江戸時代に城下町として栄え、多くの方が行き来する町となりました。その結果、手土産文化が根付きお菓子屋さんが増え、今ではスイーツのまちとして発展されたとのこと。
美味しいお菓子のお店が、市内各地にたくさんございます。さらに江戸時代では、福知山市のお菓子を献上していたという記述もあるそうです。

斬新なPRで常に話題になる福知山市!
福知山市が多くの方に注目されること、とても嬉しいなと思います。

さらに、26日(日)には「福知山城・明智衆」の皆様も、ブースの応援にかけつけておられ、ぜひともステージにてPRしていただきたい! とお声がけさせていただきました。
「福知山城・明智衆」の皆様は「福知山お城まつり」をPRしてくださいました。

福知山市では、4月15日(土)と4月16日(日)に「福知山お城まつり」が開催されます。
「福知山城・明智衆」の皆様も行列に参列されたり、我々、京都・長岡京おもてなし武将隊つつじも、ステージ出演や行列に参列し、毎年お祭りに参加させていただいております。

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美味しいお菓子や食べ物もあり、全国からご当地キャラクターさんも来られます。
見所満載のお祭りなので、ぜひお越しくださいませ!

そして、ステージイベントも最後となります。
16時から京都・長岡京おもてなし武将隊つつじの演武となりました。トリを飾らせていただけるなんて、とても光栄でした!
武将隊演武と、この日をもって我が隊の細川忠興様が出立(卒業)するということもあり、我々がいつも行っているお芝居を少しだけ抜粋して、皆様にご覧いただきました。

全編が気になるよという方は、ぜひ、我々のユーチューブをご覧くださいますと嬉しいです!
「京都・長岡京おもてなし武将隊つつじ」の検索で出て参ります😊


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その後、ご挨拶の際に、わたくしが寂しさから泣いてしまったのですが、忠興様は終始ふざけておりました😠
そのおがけで明るく進み、最後という雰囲気は薄かったのですが、皆様の温かな笑顔が溢れる、そんなお見送りとなりました。
駆けつけて下さいました援軍様(ファンの皆様)や、温かく見守って下さったお客様とブースの皆様、会場内に居られた全ての皆様に、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!

我々の演武後は閉会式となり、こうの団長や各市町の皆様からも感想をお聞きし、僭越ながら我々も一人ずつお話させていただきました。

こうの団長は「準備を含め大変で……しかも初開催ということで不安もありましたが、ほんとうにたくさんの方にお越しいただき、初回としては大成功だと言えると思います。そして、マスク越しでもわかるくらい、笑顔の方が多くて、すごく嬉しかったです。なお、今回はタイミングや準備が間に合わず、出展できなかった市町もありますので、次回はより多くのお城と御城印を紹介できるといいですね」と、次回の開催へ向けて、意欲が溢れるお言葉を申されておりました!

初開催となりました「京都御城印サミット」ですが、初回としては大成功、大盛況だったと思っております。
大変多くの方にお越しいただき、楽しんでいただけた、そんな催しになったかと思います。
そして、御城印というお品の底力も感じました!

此度お集まりくださいました、各市町の皆様とはこれからも連携を続け、京都のお城や歴史を、共に盛り上げて参りたいです!
そして、京都御城印サミットが定期的に開催されるような、そんな催しのひとつとなれば良いなと思っております。

最後に、京都・長岡京おもてなし武将隊つつじの父上、明智光秀からも、言葉を頂戴しております。
「PRもひとつの市で行うと一過性になってしまい、限界があると思います。それでは、大きな盛り上がりには繋がらない。だからこそ此度のように各市町が一緒になりPRを行うことで、新たな効果が生まれます。また、その関係を継続していかなければならないと思います。今回できたこの繋がりを大切にし、更なる盛り上がりにしていきたいです。かつて、信長様が関所をなくしたように、市町の垣根を取り払い、協力していただきたいと願います。我々がその架け橋となりますゆえ。よろしくお願い申し上げます」とのことです。

ぜひ、イベントやPRの際は、我々へお気軽にお声かけください!😊
それでは皆様、京都御城印サミットへご来場いただき、本当にありがとうございました!


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さらに、前回から引き続いての長文をお読みくださり感謝いたします。
また皆様とお会いできる日を、楽しみにしております😊
京都・長岡京おもてなし武将隊つつじの、細川玉子でした。ありがとうございました!

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