攻城団ブログ

お城や戦国時代に関するいろんな話題をお届けしていきます!

門扉 の検索結果:

【お城の基礎講座】39.門扉(もんぴ)の構造

…できていました。城の門扉(もんぴ)の構造については、いろいろな本などでもあまり説明がないかと思いますので、今回は城門の門扉の構造について簡単に説明してみたいと思います。 構造 門扉(もんぴ)の構造は基本的にはどの扉も同じです。つまり、框(かまち)という四方の枠に縦格子(たてごうし)をはめ込んで、横に貫(ぬき)を通して固定します。表面には厚い板を張って扉とします。格子が縦なので板は横向きに張ります。特に厳重にしたい門には、扉の表面に短冊状の鉄板を隙間なく打ちつけます。このような…

【お城の基礎講座】38.いろいろな城門

…、門が開いた状態では門扉が雨に濡れてしまいます。また控柱がないため構造が不安定で、小さい門にだけ用いられていたようです。 冠木門(かぶきもん) 鏡柱、冠木、控柱、扉のうち、控柱と屋根を省略した門。つまり、鏡柱と冠木の門のことを冠木門(かぶきもん)と言います。冠木門は江戸時代には平屋建ての城門の総称でしたが、現在では鏡柱と冠木の門のことを指します。扉が雨風にさらされるため、城門として使われることはあまりありませんでした。残念ながら現存例はなく、いま建てられている冠木門はすべて再…

【お城の基礎講座】36.高麗門(こうらいもん)

…根の下に収まるため、門扉が雨に濡れることなく使い勝手の良い門でした。元々は城門として作られるようになりましたが、次第にお寺の山門としても使われるようになりました。 丸亀城大手門。高麗門は裏側から見ると、控柱の上に小さな屋根があるからすぐにわかる。 新旧の形式 高麗門には新旧2種類あります。 旧式 旧式の高麗門は、鏡柱に乗せた冠木の上に直接屋根をかけたものです。高麗門が出現し始めた慶長年間(1596年~1615年)に見られる形式です。 大坂城大手門の高麗門は旧式。 新式 新式の…

【お城の基礎講座】35.薬医門(やくいもん)

…の上部を貫く横木) 門扉が雨に濡れないように、少し前方にずらして載せられるのが特徴です。屋根は切妻屋根(きりつまやね)となっています。 どこに使われるのか 薬医門は室町時代から武家の門に使われていた正式な門の様式で、平屋建ての門の中では最も格式が高いとされます。※二階建ても含めると櫓門が最も格式が高いとされる。構造上、屋根が大きくなってしまうために、城内からの視界が遮られてしまいます。門のすぐそばにいる敵に城内から射撃できないというのが欠点です。そのため、城門としてはあまり向…

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