攻城団ブログ

お城や戦国時代に関するいろんな話題をお届けしていきます!

城葱さんの「城もなか」道中記【鳥取・島根編】

こちらもご覧ください!(広告掲載のご案内

「城もなか」を求めて全国を飛び回る城葱さんが今回向かったのは鳥取県と島根県。山陰地方には国宝の松江城をはじめ名城がいくつかありますが、じつは城もなかが近年盛り上がっているエリアでもあるそうです。
作り置きタイプや手作りタイプ、さらにあんこが瓶詰めになっている贅沢な城もなかもありました。
おいしそうな城もなかの写真とあわせてじっくり楽しんでください!!

今回は100名城制覇に向けて、また国宝の城のうち私が未踏だった松江城を含めた島根県と鳥取県の城攻めにて、出会ってきた城もなかと城についてご紹介致します!
(メインは2023年9月の城攻めですが、鳥取県の城もなかとして一部2022年10月の城攻めも含んでいます)

鳥取県と島根県には、いくつも名城があり、メジャーな3城に城もなかがあります。また、城もなかを使った進化系城もなかが豊富に存在しているエリアでもあります。

  • 松江城の城もなか
  • 月山富田城の城もなか
  • 米子城の城もなか
  • 河原城の城もなか

鳥取県・島根県は、今まで城もなかの存在感が薄かったのですが、ここ最近盛り上がってきたのか、これまで知られずにひっそりと城もなかが存在していたものが脚光を浴びたのか、進化系城もなかも含めて城もなかの脈動が激しさを増していると感じています。

山陰地方が城もなかでより一層活気付くことを楽しみにしています。

さてさて、どんな特徴的な城もなかに出会うことができたのかー、そしてその城もなかが生まれた名城はどんなお城なのかー、お楽しみに!
(名城のお城もなか、進化系城もなかがふんだんにある地域なので、とっても長文ですが(汗))

松江城の城もなか

「松江城最中」(清松庵たちばな)

税込216円

皮は、四層角左寄り型!!
松江城の一の門から天守に向かうと見える特徴的な姿を忠実に再現している。
松江城は別の門から入っても、入城券を買うため一の門へ向かうことになるため、松江城の顔と言ってもいい角度ですね!

参考:一の門から天守に向かうと見える松江城の姿

松江城の外観的な大きな特徴でもある手前の附櫓もしっかりあり、破風などの位置もぴったりだ。
松江城最中として、国宝松江城の城もなかを代表するだけのことはある!!

パッケージは、シンプルに透明なプラ袋ではあるものの、目を引くのは「松江城最中」と名が記されたシール。

月と石垣が描かれており、わずかな短冊のスペースに風流な情景が凝縮されており、茶の湯文化が浸透し、菓子処として名を馳せる松江のお城らしい。
石垣なんかは、しっかりカチカチに描いてないところがまた水墨画のようであり、掛け軸に描かれている風に見えて、かっこいいぜ。

あんは、粒あん。
見てわかるとおり、ぎっしり詰まっております。
皮と皮の間に少し隙間ができており、皮が閉まりきらないほどに、あんが詰まっているのです。
あんの味わいを感じざるを得ない。
菓子処としても自慢のあんとみた!
一粒残らずいただくことにしましょう。
小豆の赤色が印象的。

買ったところは、清松庵たちばなさんです。
松江城からは少し離れていて、お城から南へ。大橋川も天神川も渡り、宍道湖通りを進んでいくとあります。
ただお店と宍道湖通りの間には緑地が存在していて、見つけにくく、また少し通り越して左折しUターンしてくる必要があります。
少し交通量の多い通りから距離を置いているところも奥ゆかしさを感じます。

宍道湖沿いなので宍道湖が見える湖畔のお菓子屋さん。茶房(和カフェ)やいくつもの茶室も併設していて、さすが三大菓子処の松江のお菓子屋さん。
いつか茶室で城もなかと共に一服いただきたい! 店の周りもさすが茶室を併設しているだけあり、季節感のある生花(百日紅と柿)が手水鉢に。
これだけでも和の雰囲気と粋な感じがとても気に入りました。

店内はカフェの利用客と上品なお菓子をお買い求めになる奥様方で大混雑でした。
あらかじめ取置きを頼んでありましたし、それなりの生産量があるようだったので売り切れの心配はその時点ではありませんでしたが、時間帯によっては無くなるかもというお客さんの数でした。
また城もなか以外にも生菓子をはじめ、美味しそうな和菓子が並び、洋菓子やケーキなどもたくさんあり、食べたいものがありすぎて困りましたw

清松庵たちばな (島根県松江市袖師町11-1)
営業時間 9:00~18:00 / 定休日 元日 / 電話 0852-32-2345

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松江城への城攻め

松江城へは、松江駅からバスで15〜20分ほどのようですが、徒歩でも30分ほどなのでバスの待ち時間と合わせればあんまり変わりません。
最初は徒歩で行こうかなと考えていましたが、あまり時間がなかったので少しでも長くいられるようにとレンタサイクルで攻めました。清松庵たちばなさんも自転車なら結構スイスイとたどり着けます。

じつは3日間、毎日松江城を攻めていました。
私の城攻めにおいて、3日連続で攻め込んだ城は松江城が初めてでしょう。

1日目、レンタサイクルで。城の石垣を舐めるようにぐるぐるまわり、天守内部にも入り基本を堪能。
2日目、別の城攻め後に夕陽が綺麗だったので、夕陽に照らされる松江城を見に徒歩で攻める。
3日目、帰りの高速バスの発車までの数時間で、松江城の二の丸の売店、大手の遊覧船乗り場の城スイーツを食べに弾丸で攻め抜きました。

ちなみに自転車や徒歩で行くと、活気がありつつ和菓子の街として落ち着いた雰囲気もある松江の城下町をぶらぶらしながら行くこともできます。
有名な和菓子屋さんもいろいろあるので、私にとっては楽しめる正解のルート。
松江城に徐々に自分の足で近づいていく感じもワクワクして楽しいです。

松江城へは短期間に三度も行ったので、見どころはたくさんありますが、まずは、天守。
青空に映える黒い天守も美しいですが、夕陽が当たるので黒い松江城の天守が、赤くなる姿も見ることができます。

国宝の現存天守の松江城は、天守の外側から細かいところを見ても木造の匠の技というべきか、繊細で緻密な職人技を感じることができるので是非近づいて見てみてほしいです。

さらに天守へは、大手から二の丸一の門と攻め込むのがよくあるルートかと思いますが、天守北側の水の手口には忘れずに行かねばなりません。
石垣好きなら必ずです(城好きなら行かない人いないかw)。

そびえる石垣にははっきりとした刻印もあり、水の手門のクランクが、攻め手と守り手の激闘を想像せずにはいられない。
そして、そこから天守を眺めることができ、いつもと違う一面を見せてくれる、興奮が止まらない場所。しかし、やはり城の裏手だからかほぼ人がいません。独り占めです。
またそこをウロウロしている人はほぼ間違いなく城好きでしょうから、仲間を見つけることもできる最高の場所です。

また、天守内部も興奮が止まらないお城でした。
古い木造天守では、ツルツルの床や柱、ギシギシと軋む床、ハシゴのような急階段がお楽しみのポイントだと思います。

特に、この柱がいい!

木と木が想像できない形で組み合わさっているのだろうということ。
それが今でもこうして見ることができるという人の努力と奇跡が鎮座しているかのようです。拝みたくなる柱でした。

そして、想像していたよりもずっと広くて、もっとじっくり見てもよかったなぁと感じました。

月山富田城の城もなか

「月山富田城最中」(長谷川製パン店)

195円

皮は、三層角左寄り型。
いびつな感じの城の形が愛らしい!

最上階の欄干か窓のような凹凸、破風の形状に破風の妻壁らしきものも細かく表現しています。

パッケージは、和紙風の袋に、尼子氏家紋の平四つ目結紋の丸いシールで、金色の家紋がよく目立ちます。

さて、次にあん。あんは、粒あんです。
粒が少しわかる水分少なめで、皮の中に隙間をもたせて封入されている。皮が湿らぬように工夫されているのかもしれない。

買ったところは、道の駅 広瀬・富田城の売店(広瀬絣センター売店)です。

月山富田城を攻めるならここに立ち寄ることも多いと思います。隣りに安来市立歴史資料館もあるので、そこで情報収集するのが良いです。
城跡近くにあって、城もなかを城攻めのお供にするにはもってこい。
バラ売りしているので、大変助かります。竹の平ざるに入れて販売されていてかっこいい。

道の駅 広瀬・富田城(広瀬絣センター)(島根県安来市広瀬町町帳775-1)
営業時間 10:00~17:00 / 定休日 水曜日 / 電話 0854-32-2575

なお公共交通機関だと、米子駅や荒島駅からバスで徒歩10〜15分程度のあたりまで来ることができるようです。バスのタイミング次第なので要確認です。
ちなみに私は安来駅からレンタサイクルで向かいました。そのためバスでのルート確認や本当に到達できるのかは、確認された方が良いかと思います。
自転車ではなかなか距離がありますが、自分のペースで動けて寄り道もできるので天気が良ければこの手もあります。

また、もうひとつ販売しているところがあります。
ドラッグストア デイリー内にあるパンプキンというパン屋さんです。

おそらく観光客向けというよりは地元向けなのかもしれません。

月山富田城最中の製造元が、長谷川製パン店さんというパン屋さんなので、その直営店であるこのパンプキンというパン屋さんでも売っているというわけです。
メインはパンなので、月山富田城最中は、片隅にあるのですが、しっかり売っています。

この場所も比較的、月山富田城からは近いものの、川を渡って県道45号と広瀬清水街道に挟まれたエリアにあります。道の駅 広瀬・富田城からは徒歩10分程度。

パン屋に来てもパンも買わずに城もなかだけ買って、お店の写真も撮らせていただくなど、変わった客の私にもお店の方はあたたかくご対応くださいました。ありがたいかぎりです。
もしお時間あれば、こちらにも立ち寄り、時間帯によっては焼きたてもあるようなので、パンも含めてお買い上げいただければ幸いです。

パンプキン (島根県安来市広瀬町広瀬1875-1ドラッグストアデイリー内)
営業時間 10:30~18:00 / 定休日 日曜日 / 電話 070-4088-0253

月山富田城への城攻め

お店の案内部分に書いた通り、米子駅や荒島駅バスで向かうことが出来るようですが、私はレンタサイクルのため、しっかり確認はできていないのでご了承ください。

まず、道の駅 広瀬・富田城(広瀬絣センター)を目指します。駐車場もあり、車の人もここで駐車するのがいいのではと思います。
この道の駅に隣接している安来市立歴史資料館の裏に登城道があります。

千畳平を通って、太鼓壇を眺め、奥書院へ。
ここに山中鹿之介の像があります。よく見るやつです。ここは忘れずに通っておきたいところ。
花ノ壇では、再現された当時の小屋のような建物を見ることができます。

山中御殿から七曲りへ行くと、山の上の三の丸、二の丸、本丸に続きます。
七曲りでは旗が立っているので下からでもどこにあるのかしっかりわかります。
また、旗が下から見えるということは上から下もよく見えるということで、七曲りを登りながら城を上から眺めることができ、登りの辛さも軽くなります。

登り切ったら三の丸。段々の赤っぽい石垣が出迎えてくれます。
本丸と二の丸は大きく間が空いており、いったん曲輪から降りなければ行けません。
二の丸から本丸を、本丸から二の丸を眺めるのも攻め手・守り手の気分となるポイント。本丸の奥には勝日高守神社があります。

本丸まで攻め落としたら下山してしまいそうですが、忘れては行けないのは、山中御殿からいける塩谷口。

山中御殿を突き抜け、七曲へ登る道を素通りして、奥に行くと、塩谷口があります。
個人的には特に好きだった見どころの石垣があります。人ひとりくらいしか通れなそうな石垣の隙間やそこから覗く青空。また降りて行けば、高い石垣がそびえ立つ姿も見られるという興奮必至の場所でした。
降りて行った先には、大土塁へもいけるのでそちらもあわせて帰りに寄るのがいいと思います。

月山富田城の進化系城もなか

アルテピアカフェの「難攻不落 富田城パフェ」

1800円

地元の秋の味覚がふんだんに使われた期間限定の城パフェ。
抹茶とバニラアイスを囲むように、羊羹、わらび餅、巨峰、ポン菓子、さつまいもが石垣に見立てて並べられています。
また、底に黒蜜が隠されています。まぁガラスの器で横から丸見えですが、あるのを知っているのと知らないのでは食べ方も違ってくると思います。

尼子氏のフラッグ(旗指物)が刺さっているのが城好き、戦国好きにはたまらないパフェですね。写真にしても映えます!

メインである城もなかの皮、三層角右寄り型の片面が抹茶アイスに乗っている。
添えられているのではなく乗っています。そびえている、鎮座していると表現したほうが妥当かもしれない。城もなかをメインに据えているのがひと目でわかる構図に、城もなかへの敬意が込められているようで、城もなかに着目している私はなんだか嬉しくなる。

この城パフェ、見て楽しむだけでなく、食べる時にも楽しめるようになっています。
難攻不落ということから、さまざまな石垣見立ての材料(ここは、いろいろな石というべきかw)が取り囲んでいますが、これを崩しながら、食べ進めていく際に、落とすことなく食べれるか!? という挑戦的な設定があります。

ちょうどここを攻める前にテレビかネット動画かでこのパフェを紹介しているのを見て、そのことを知りました。
(城攻めで、城を崩していくわけなので、石を落下させても攻め手にとっては関係ない気もするが、石落としならぬ石垣落としに屈したということで負けなのかもしれない)

こんな楽しい設定があれば、私もさっそく挑戦!

開始早々、二口か三口目にて、羊羹石の取り崩しに失敗。
あっけなく、落下。

難攻不落の月山富田城のパフェの完全なる落城を達成することはできなかった……無念。
その後は一度の失敗を教訓に、慎重かつ快調に食べ進めて完食!

城攻めだったら、だいぶ損害を被りつつもなんとか落城させることができたという感じでしょうか。
次攻める時は、失敗しないぜ!

是非お食べになる際には、完全落城を目指してパフェの城に攻め込んでください!
複数人いれば、将棋崩しのように、みんなで順番に一口ずつ食べていくということをやっても面白いかもしれません。落下させた人はそれ以降食べれないとか。最後まで残った人で、城もなかを食べるとか。
面白い設定、食べ方の提案をされたものです。そういう見た目や素材だけじゃなく、どう食べるかというところもアイディアが効いてて素晴らしいです!

この月山富田城の進化系城もなかが食べられる「アルテピアカフェ」は安来市総合文化ホール アルテピアの中にあるカフェです。
この城パフェは秋限定とのことだったので、常にないかもしれないので、行かれる際は事前に確認をおすすめします!

この難攻不落の城パフェのポスターのイラストがめちゃ良かった。どこか忘れましたが配布していてもらえました

お店へのアクセスですが、難攻不落ということで車でないとなかなか厳しい。
私は自転車だったので月山富田城を攻めた後に立ち寄ることができましたが、月山富田城のある山の谷から流れる飯梨川の扇状地の真ん中にあり、月山富田城を攻めたついでにふらっと寄るのは困難。意識して向かう必要があります。
月山富田城の麓から徒歩だと2時間近くかかります。安来駅から徒歩でも40分ほど。

なかなかの位置に存在している(汗)。まさに場所的にも難攻不落です。
その攻めにくさが、ついに食べることができた時の達成感とありがたさを高めてくれるものではあるのですが。

アルテピアカフェ(島根県安来市飯島町70 安来市総合文化ホール アルテピア内)
営業時間 11:00~17:00 / 定休日 月火曜日 / 電話 090-1688-5055

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米子城の城もなか

「米子城もなか」(いけがみ)

いけがみさんで売られている米子城の城もなかは、最近登場したニューフェイス。
創業60周年の節目と、米子駅南北自由通路のガイナロード開通を記念して誕生しました。

手づくりタイプで販売されているのが通常で、粒あんと抹茶あんの2種類あります。
皮は、メジャーな、三層角右寄り型で、屋根の筋ひとつ一つまで繊細な型で焼き上げられた皮です。

餡はそれぞれ瓶に封入されており、そこから付属のスプーンで掬って皮に挟んで食べる。
ビン詰め餡の手作り城もなかが、またこうやっていてくれるのはありがたいことです!!

かつては備中松山城の城もなか「方谷さんもなか」(備中開発株式会社(菓子工房))が、こだわりの限定の厳選小豆「備中大納言」と鬼ザラ糖を使ったビン詰め餡で手作りもなかとして販売されていました。

参考:備中松山城の城もなか「方谷さんもなか」

しかし、この変化の激しい時代の流れの中で、小豆の栽培の継続が難しくなったということで製造が終了。
私は、ほんと奇跡的に岡山の城攻めのタイミングが合い、わずかな在庫を手に入れることができたという、思い出深い城もなかのひとつでもあります。

そのビン詰め餡の手づくり城もなかの系譜が途切れることなく、またこうして別の場所で続いているとは感慨深いこと限りなし! 自然と愛着が湧き出してきます。
いつまでも愛され、楽しまれるビン詰め餡の手づくり城もなかとなってください!!

さてさて、米子城もなかに話を戻します。

同封の「お召し上がり方」にもあるように、手づくりタイプの城もなかならではの食べ方、アレンジレシピも紹介されています。
城もなかの皮にアイスを挟んでアイス城もなかにして食べるレシピのほかに、餡をパンにぬって食べるレシピという、皮だけでなく餡のアレンジにも目を向けてご紹介されているというところがすごい。
よく考えられている。

手づくりもなかは付属の餡や皮を色々アレンジし、自分だけの進化系城もなかを作ることができるのが特典です!
手に入れるたびに自分だけの進化系城もなかの新アイデアを考えることができるのでウキウキします。

進化系城もなか(自分で作る進化系城もなか)についてはこちら。

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次にパッケージです。

見てお分かりの通り、なかなか斬新で色合いは落ち着いているが、派手目なデザイン。赤と緑というポケモン初代のような色の組み合わせに世代の自分は、そこにも魅力を感じてしまうw
用いられているイラストは米子市の絵師によるデザインで、米子城、北前船、朝日が昇る大山が木版画チックに描かれている。米子城もなかの文字も独特で印象的です。

ちなみに中に封入されているリーフレットは、米子城の四季の名場面を一枚に凝縮したもの。

米子城にはこんな一面もあるんだと発見できる貴重なリーフレット。
何回も来れない自分のような人にも配慮されたものではないかと思います。
お店の米子への愛が至る所に詰まった、これぞ米子の城もなか! と誇らずにはいられない逸品。

さらに米子城もなかはこれでは終わらない。
通常は手づくりタイプの販売がされているわけですが、じつは出来合いタイプも存在しています。
いけがみさんの店頭にて買うことができるのです。販売店の強みですね!

皮は、手づくりタイプ同様、三層角右寄り型。
餡は、粒餡。その日に店で作って陳列されているようで、パリパリ、餡のずんぐりもちっとした感じが鮮度よく感じる。

ほんとに、手づくりタイプをそこで作って並べたくらいの鮮度じゃないかと思うほど。
時間が経てば鮮度も失われていくとは思うけれども、スタートが最高に鮮度が高いと、鮮度が落ちると言ってもたかが知れている。
きっとある程度鮮度を保ってくれるだろう。

パッケージは、シンプルに透明なプラスチックの袋で、縦に紙帯。
米子城もなかの文字も、手づくりタイプとはまた対照的なポップでシンプルなフォントだ。

手づくりタイプも含めて、買ったところはいけがみさんのお店です。
いけがみさんは「だんごや萌音」という看板も併せ持っています。
境線の後藤駅からだと徒歩4分。けっこう近いものの、米子城からだと徒歩25分くらい。バスなどを使ってもだいたい同じくらいかかります。
住宅街の中にあるので本当にこのあたりにあるのか? と不安になってきますが、この看板が目印。

お店の外観もかっこいい木製看板やのぼり旗もあって住宅街に溶け込んでいる。

ショーウィンドウで、中身を見せてくれている手づくりタイプと、お盆の上で所狭しと並んでいる出来合いタイプ。それぞれがそれぞれの場所で輝きを放つ。
お店に来たからには出来合いタイプは買いですね。手づくりタイプは是非お持ち帰りやお土産に!

また、いけがみさんにきたら城もなかだけでなく名物の団子も買いましょう!!
こだわりの大山の湧水で育った、鳥取県の日南町笠木産のもち米を使っただんご。だんごやの看板も掲げておられることもあり、これは自慢の団子です。
余分な添加物は使用しないということなのでお早めに召し上がりください。
私は持ち帰って宿にていただきましたが、時間が経ってももちもち感はしっかりありました。

いけがみ (鳥取県米子市錦町2丁目205)
営業時間 9:00~18:00 / 定休日 火曜日 / 電話 0859-22-7863

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またちょっと駅や城から離れていて、いけがみさんには時間的にいけないなぁという方も安心してください! 駅近にも置いてますよ!

米子駅のおみやげ楽市です。米子駅の改札を出るとすぐ見える位置にあり、シャミネという駅ビルの2階(改札口も2階)に含まれています。

お土産陳列の島の角のスペースをどどんと確保して、しっかり抹茶と粒餡の二種ともあります。お土産にするのに最適ですね。
旅の途中でも、しっかり箱に入ってるし、餡も食べる時に詰めるから皮の湿りがなくてパリパリのもなかを味わえ、鮮度も高い。

しかも朝も早くから夜まで営業しているようで、朝米子駅から出発する人も、米子駅に夜たどり着いた人も、みんなに優しい営業時間。
なかなかこういう多様な城攻めスタイルに適用可能な営業時間の城もなかの購入場所は少なく貴重な存在。
米子駅を利用する際には、是非お買い求めください!

おみやげ楽市シャミネ米子店 (鳥取県米子市弥生町2)
営業時間 6:45~20:00 / 定休日 日曜日 / 電話 0859-31-6630

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「御抹茶体験の甘味-もなか-」(NAGACHA cafe1801)

880円(抹茶二種二服付きの合計金額)

こちらは最近発見された、抹茶と共にいただくイートインタイプの城もなか。
名前にある通り、御抹茶体験の茶請けとして提供されているものです。
御抹茶体験は好みの抹茶二種を選び二服いただくもの。一服目はお店の人に点ててもらい、二服目は自分で点てるという、体験型のアトラクションのようなメニューです。
これだけでも楽しいのに、城もなかを食べれるなんて最高級の至福の体験です。

皮は、定番の三層角右寄り型。
餡は、栗の甘露煮と板見製餡所の粒餡。
目立つ栗が豪華な演出をするが、さらに驚きと興奮を隠せないのはこの餡の量。明らかに挟みきれない。挟む前からすでに皮の枠をはみ出している。

あふれる餡をどう食べるか。いろんな食べ方があると思います。
さじがついているので、さじで掬い食べるもよし、あふれるあんこと栗を口いっぱいにほおばるもよし。二服ある抹茶との相性も確認し、量も調整しながらと、考えるだけでも色々な食べ方、楽しみ方がある自由度の高いイートインタイプ。
自分なりの味わい方を探求してみてください。

元々、進化系城もなかを食べに訪れたのですが(進化系城もなかは後述)、メニューを見ていて見つけてしまいました。
出会いは突然に。でもお腹がパンパンでなくてよかったです。抹茶も飲んで、城もなかも食べて、進化系城もなかもってなると、さすがにお腹いっぱいになります。

また、あくまでもお店では抹茶体験の茶請けとしての提供なので、茶請けとしての役目を終え、他の甘味にバトンタッチしているかもしないので、狙って行かれる場合は要確認です。

お店は米子城からちょっと離れていますが、米子城から北東に徒歩15分程度。
岩倉町の味のある住宅街の中にあるお茶屋さんです。イートインコーナーや店頭でのテイクアウト、食べ歩きの商品を買うための店前の道路に面したカウンターやベンチ、のぼり旗もあるのでわりと目立ちます。
何より木の「長田茶屋」の看板が風情がありますよね。

お茶屋さんで厳選された抹茶とともに味わえる城もなか、小倉城のイートインタイプの城もなかもお茶屋さんの城内店舗ということで、イートインタイプはお茶屋さんで生まれることが多いのではと考えざるを得ない。
全国のイートインできるお茶屋さんに、茶請けとしての城もなかを普及させたいと野望が燃えましたw

小倉城のイートインはこちら。

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ちなみに体験型は抹茶だけでなく、鳥取県産米を原料としたこだわりの団子や餅を自分で焼いて食べるメニューも。
さらに本格的なランチメニューもあり、名物は「大山どりの五目釜飯」などの釜飯料理。提供には時間がかかることや、ランチ時間帯(10:30〜13:30)に限られるなど、しっかり調整していく必要があります。

せっかくなので釜飯も食べたかったけど、進化系城もなかや思いがけず発見したこの城もなかなど、食べたいものがありすぎて断念しました。
私の胃袋が宇宙だったらなーと思ったのを覚えていますw

まぁまた来る楽しみが増えたというわけですね。次は、釜飯にチャレンジしたいなぁ。

NAGACHA cafe1801 (鳥取県米子市岩倉町76-2)
営業時間 10:30~17:00 / 定休日 水曜日 / 電話 084-923-0574

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米子城への城攻め

米子城へは、米子駅から北西に徒歩で20分程度で城の麓へ辿り着きます。
まずは二の丸枡形虎口がお出迎え。美しすぎる方形がはっきりわかる枡形は眺めただけで何か清々しい気持ちになりました。枡形を抜けて階段上部から枡形を眺めるのが特にいい。
そこからはテニスコートとなっている二の丸を抜け、曲がりくねった坂道で山を登ります。

尾根までくると、登り石垣と内膳丸のある右側と本丸のある左側に分かれています。
まずは本丸を落とそうと左へ。段々に重なる石垣が、大迫力で現れる。山の上の幾重にも立ち並ぶ石垣は見応えありますね。
また本丸を前に展望場となっていて、米子の街を一望できます。

四重櫓のあった高い堂々たる石垣をぐるりと周り、鉄門の跡を経由して本丸に攻め込みました。
鉄門を過ぎた桝形の角を守るかのように、矢穴が石の輪郭に沿って掘られた石が鎮座していました。ステゴサウルスのような形にも見えて、なんだか勇ましい!
この枡形の守り神だと私は思っていますw
ぜひ拝みにいってください!

そして本丸に到達。
天守跡などが広がるほか、高くそびえる石垣の上の部分が見えるのも好きなところ。特に四重櫓のあった場所は、なんだかそこだけ特に張り出している感じがしてかっこいい。
ここに櫓があったのかと思うと想像するだけでご飯が食べれそうだw

本丸ではおそらく近所の歴史好きのおじいさんが、先に来ていたお兄さんにいろんなお話を語っておられました。少し自分も聞いていましたが、終わりが見えなくなってきたので先を急ぐことにw
反対側の水の手御門の方にも段々になる曲輪に石垣などが残るほか、そこから西側に本丸の曲輪を回り込む形で展望場の方に戻れますが、そのルート上でも本丸の石垣を見上げて歩くことができておすすめの道です。

さて、帰り道に内膳丸方面も忘れずに行きました。
登り石垣近辺は歩道整備中で石垣に近づけず、遠くからしか拝めなかった。しかも歩道整備工事に気を取られ、登り石垣と認識できていなかったので、一旦城を後にしたものの再び見にくることに。
内膳丸はあんまり人が来ないこともあってか、ちょっと荒れ気味でしたが、曲輪を囲む石垣や曲輪の段々、形状、規模感はしっかり把握できるものでした。

米子城の進化系城もなか

「抹茶クレームブリュレパフェ」(NAGACHA cafe1801)

990円 / 提供時(未完成版)

テーブルに提供されると、てっぺんの抹茶ソースの表面を炙ってくれて、香ばしい香りが漂い、食欲を刺激します。
最後にパフェの横に添えられている三層角右寄り型城もなかの皮を自分の手で乗せて完成。

完成版

乗せ方も色々あると思います。
私は王道で真ん中にこれでもかと言わんばかりの城メインにしましたが、中心はずらし、石垣の角を器の角に差し込みフラグのように乗せたり、大胆に逆さにダイブさせたりと、最後の一手を楽しむことができます。

また城もなか皮の片面使用パフェの楽しみのひとつ、城もなかをどう食べるかというところも自分であれこれ考えられます。
少しずつパフェの甘さの間に挟んでかじったり、クリーム乗せて食べたり、フルーツと合わせて食べるなど、楽しみ方は無限大。一回では遊び尽くせない遊園地のよう。また新しい楽しみ方を試しにいかないとなー。

最後の一手をお客さんがやるというところは、お店の体験にこだわったポイントかなと思っています。体験自体が味のひとつということなのか、面白い取り組みをメニューに散りばめ徹底されているところが素敵です。
パフェには、抹茶クリーム、バニラアイス、バナナ、桃などフルーツ、白玉が使われています。器も大きいのでボリューミーです。
お皿に乗ってる桃や白い粉砂糖が高級感を醸し出し、おしゃれですね。

お店は前述の御抹茶体験のお店と同じく、NAGACHA cafe1801 さんです。
城もなかと進化系城もなかがいっぺんに味わえる最高のスポット。

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「抹茶ティラミス米子城パフェ」(ペントラ・マンマ)

750円

三層角右寄り型城もなかの皮に、抹茶アイス、ティラミス、コーンフレークが添えられた城パフェ。

こちらは最後の一手間というよりは、抹茶がお好きな方は添えられている温かい抹茶ソースをかけて食べることもできます。
この抹茶ソースがいい役をするのですが、一口も食べずにかけるとパフェからこぼれ落ちそうになるので注意が必要。ひとまず一口か二口をそのままいただき、味変ではないけど、途中で抹茶ソースを注ぐというのがいいのかなぁと思います。

温かい抹茶ソースが入ることで、苦味と甘味、温かさと冷たさの正反対さまざまな感覚が刺激され、単純なスイーツではない奥深さ、何重にもなる美味しさを感じることができます。
和風、抹茶のアフォガートという感じですね。

城もなかの脇を固めるのは抹茶アイス。山城である米子城の山を表現しているのかなぁと思います。
そのほかは、名前にもあるようにティラミスが主軸。お店のペントラ・マンマさんは、イタリアンレストランなので、さすがイタリアンというパフェですが、城もなかを使ってくれたのは本当にありがたい。お目が高いぜ、ペントラ・マンマ!
和と洋というか、和と伊の組み合わせ、城もなかとティラミスも合わせて食べるとなかなかいい相性です。試してみてください。

なおランチタイムは混雑するからか、こちらの城パフェは14:30から注文可能とのこと。私が食べに行った時は、ちょっと早すぎてお店の前で時間まで待っていました。
城攻めの合間や城攻め後のおやつにいかがでしょうか。

お店は、米子城から徒歩10分程度。米子城の南を通る国道9号に面したお店です。
米子城から米子駅へ戻る際などにもよりやすい立地なので、お時間が合うようなら是非に。

ペントラ・マンマ (鳥取県米子市加茂町2丁目180国際ファミリープラザ1階)
営業時間 11:00~22:00 / 定休日 火曜日 / 電話 0859-32-6560

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ちなみに米子の街はパフェで町おこし。米子の名物としてパフェを取り上げているようです。
「475パフェ」と書いて米子パフェ。語呂合わせではありますが、町の名前が数字で表せてかっこいい。コロナで落ち込んだ飲食業界を盛り上げようと始まったらしい。

このキャンペーンのおかげで、進化系城もなかが2つも生まれています。
いや違った、城もなかが使われているのは米子に米子城があるからなわけで、米子城と475パフェのおかげですね。
毎年ラインナップは変わるみたいなので、必ずしもこのタイプというわけではないようですが、これからもずっと続いてほしいなぁ。

2023年は、このラインナップ。進化系城もなかを真ん中に据えて欲しいが、この中で城もなかが乗ってるパフェがあるのは目立つ!

河原城の城もなか

「お城最中」(甘味屋)

220円

皮は、三層角右寄り型。
手づくりタイプで、皮と餡を別々に包装されており、食べる時に自分で餡を皮に挟んで食べるものです。

この定番の皮のおかげで多くの城もなかが誕生していることも間違いないので、この皮にも感謝です。
皮とあんが別々に包装され、食べる時に2つを合わせるという、いわゆる手づくり城もなかです。

また皮の凹凸については、くっきり線を確認できる緻密なタイプ。
石垣の石のひとつひとつ、屋根の瓦の筋のひとつひとつ、窓か狭間かのひとつひとつ、その細かさに美しい匠の技が感じられます。

いまさらながら皮の裏側って手づくりタイプでしか見れないよなとこのとき改めて思い、そこに作られたあんを受け止める空間をまじまじと眺めてみました。
コインの裏表ではないけれど、裏には裏の顔があり、ボコボコだと裏側に盛り上がったどこか柔らかな印象。表とは違った趣があるんだなぁと感じました。
写真にも少し表の面とは異なる様相をした裏側がのぞいていることに気づいてもらえるのではと思います。

あんは、鳥取県産大納言を使用した粒あん。
あんの個包装は、これもまた手づくり城もなか定番の正方形のパッキングタイプ。このタイプはあんの量もぴったりで、皮にあんがちょうど良く収まります。

パッケージは手づくり城もなかで、皮とあんがそれぞれ別包装となり比較的嵩張るので、パッケージも大きめ。皮が割れないようにか、ふんわり包み込んでいるようです。
こだわりポイントとして、鳥取県産の大納言を使用している! 地方ならではの逸品です! とダイレクトなメッセージが書きしたためられております。
またパッケージには天守のイラストのほか川のような模様がある。近くの千代川をイメージしているのかもしれない。

買ったところは、お土産処 鮎遊座。道の駅 清流茶屋かわはらの中にあるお土産屋さんです。
河原城から徒歩で30分程度。インターの近くでもあるので車で来られ、また車で次の城へという方にもオススメの購入場所かなと。

なお、はっきりと河原城の城もなかとは書いていないのですが、販売されているお店のそばには河原城があり、お店のポップでも河原城を連想させるとして売られていたので、河原城の城もなかとしています!

お土産処鮎遊座(鳥取県鳥取市河原町高福837番地 道の駅清流茶屋かわはら内)
営業時間 9:00~19:00(12月〜2月は18:00まで) / 定休日 無休 / 電話 0858-85-6205

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なお製造元の甘味屋さんは鳥取県八頭郡八頭町郡家にあります。
今回は情報不足で本店まで行けなかったのでネット情報になってしまいますが紹介しておきます(念のため、来店時には電話確認された方が良いです)。
今度は製造元の本店に表敬訪問しないとなー。

甘味屋さん本店は郡家駅から徒歩6分、車で15分程度。
河原城からはちょっと距離があります。

甘味屋郡家本店(鳥取県八頭郡八頭町郡家119-1)
営業時間 9:00~19:00 / 定休日 日曜日午後 / 電話 0858-72-0651

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なお鳥取市内、鳥取駅から鳥取城までの商店街にも支店があります。

こちらはたまたま鳥取城のお菓子がないかと探し回っているうちに訪問していたのですが(奇跡!)、その時には「お城もなか」を発見できずスルーしていました。
たまたま置いてなくて目に入らなかったのかもしれませんが、自分の観察眼のひ弱さを感じざるを得ません。
一応、電話で確認したら置いているとのことでしたので、河原城には行けない、行く時間がないけれど城もなかは入手したい! という方は鳥取城の帰りにでもお買い求めできます。

ただ、よくよく考えると鳥取城で買う場合は鳥取城の城もなかになるのかも? と同じ城もなかが販売場所で表現している城を変えるというパターンである可能性があると思っています。
その地域によってその土地の城の名前に変えて、そのお城のお土産になっている「あれ、これ〇〇城でもみたなぁ」というお菓子はたまにある。

お土産のお菓子にまで範囲を広げたら、多分中身は一緒、ないしは作り方や材料一緒だけどパッケージやネーミングが違うというお菓子はよくある。いろいろ地方を城攻めのため行脚したのでよく遭遇したw
城もなか界には、なかなかそういうタイプはいない。

もし甘味屋さんの城もなかが、鳥取市では鳥取城として、河原町では河原城として存在していたら、同じ城もなかが出荷先、販売先によって看板を付け替える、複数城の掛け持ち展開が可能ということになる。
そうなれば、一気に城もなかが広がっていくことができそうな兆しとなる(かも)。

ひとつの城もなかのお店がカバーできる城は、場所によっては複数ある。おー、城もなかの可能性がまた広がったー!
なんだかそんなことがあればいいなぁと思う反面、無秩序に城もなかが大量発生して収拾つかないなんてことになっても嫌だなぁと妄想を楽しんでました。

いろいろ行ったり来たりしましたが、あくまで仮定の話なので未確認。
調査が必要ですが、鳥取城にまた行ったら寄って確認してみたいと思います!!
(鳥取城を訪問してお店に寄られた方がおられたら情報待ってますー)

甘味屋鳥取店(鳥取県鳥取市末広温泉町128)
営業時間 10:00~19:00(祝日17:00まで) / 定休日 不定 / 電話 0857-36-1515

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河原城への城攻め

ちょうどメインのアクセス道が工事中でしたが、麓からの自然豊かな遊歩道から攻め入りました!
なかなか高低差ありでちょっと息絶え絶えでしたけど、階段に門と続いて、立派な模擬天守がお出迎えしてくれ、足の疲れを労ってくれる。
工事中ということで、車道では行手を阻まれている感がありましたが、それをすり抜ける遊歩道を探し、攻め入ったワクワク感も楽しめたかなぁと。ありがとう足軽のフットワーク。

階段下から天守を眺める感じは、よくあるスタイルというか、似た光景をいくつかの城で見たことがある気がします。
階段の上に門、そして天守を斜め角度から拝む。掛川城もこんなんだったよな。そんな共通点(無理矢理かもしんないけどw)を発見して遊ぶ。
きっとこの角度とか、この見上げる感じが好まれているんだろうなぁ。

天守の中はこの町の歴史や民俗の展示が主で、あんまり城のことについてはわからない感じでしたが、まぁシンボルとして町に受け入れられているのなら、こういう形の城もあるだろうと天守の最上階へ。
当たり前ですが、何も遮るものもなく、遠くまで見渡せるパノラマが広がっています。河原城から千代川とその向こうに見える霊石山。霊石山城(最勝寺山城)もあったようです。
なかなかいい景色だ。空が青いとなおよかったな。工事が完了したらの話ですが、この絶景を車で見に来られるのは最高ですね。

おわりに

今回は念願の松江城を含む、鳥取・島根の城もなかとお城を攻めてきました。
私自身、城もなかの気配をうっすらとしか感じていなかったこの地域ですが、じっさい行ってみたら、なんや! なんや! 祭りやないかー! と思うほどの、城もなか&進化系城もなかのオンパレード。
お楽しみのポイントが尽きません。

充実した城もなかとの時間を過ごさせていただきました。
もちろんお城も存分に楽しませていただきました。
振り返ると進化系城もなかの可能性だけでなく、城もなかについてもいろんな切り口で新しい展開があるもんだと、感心する旅でした。
名城揃いの鳥取・島根ですが、城だけでなく城もなか、進化系城もなかを巡る旅も是非お楽しみください!!
そして城もなかの新大陸の山陰地方を盛り上げていこうじゃありませんか!

これからも城もなかの妄想を相棒に、城もなかの新境地を開拓し続ける城もなかディベロッパーを夢見て、城もなかと全国の名城を攻め倒す、城もなか大航海へ漕ぎ出してまいります!

ご覧になった皆様が、城もなかを通じて、城が地域で愛されていることや、角度の違った城めぐりの新世界が広がればと思っております。

f:id:kojodan:20191205212535j:plainそれでは、
城めぐりのおともに「城もなか」を!
よき「城もなか」との出会いがありますことを祈っています。

ぜひみなさんも城もなかや城菓子の感想をX(旧Twitter)などでつぶやいてくださいね!

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