2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
「忠臣蔵」で知られる赤穂事件で吉良上野介を斬りつけた浅野内匠頭は赤穂藩主だったので、そのまま切腹・改易となります。しかし物語はそこで終わらず、有名な討ち入り、そして赤穂藩浅野家はのちに500石ながら再興を果たしているのです。
兄弟の結束で戦国時代を生き抜いたことで知られる毛利家ですが、江戸時代には兄弟仲が悪いために改易にまで発展してしまいます。改易となった徳山藩はその後復活するのですが、藩士の再興運動がおもしろいです。
森長可や森蘭丸の弟、森忠政(六男)が江戸時代に津山藩主となっているのですが、藩主一族の健康状態が悪いと必ずトラブルになりますね。いまも昔も健康第一です。
因果応報というべきか、大久保家を追いやった本多家も正信の子の正純の代に改易となります。 「宇都宮釣天井物語」は事実無根で完全なフィクションなのですが、こうした俗説が広まり、語り継がれてしまったことも残念ですね。
小田原藩主をつとめた大久保家は譜代大名の中でも重要な位置にありましたが、大久保忠隣が本多正信との政争にやぶれて改易となります。しかし大久保家は全国を流転しながら小田原藩に帰ってくるのが見事です。
初収録番組の反省点をまとめました。まだまだ改善すべき点がたくさんありますが、少しずつでも見やすくわかりやすい番組をつくっていけるようにがんばります。
改易となったもうひとつの加藤家が会津藩加藤家です。蒲生家のあとに会津を任されたことからも加藤嘉明がいかに幕府から信頼されていたかがわかるのですが(藤堂高虎の推薦もあったとか)、息子の明成の代に失敗するのですが、なんとか存続するんですよね。
家康の養女を継室として娶るなど早くから徳川方についていた加藤清正でしたが、やはり秀吉子飼いの武将ということで幕府から警戒されました。じっさいには清正の死後、息子の忠広の代に改易されるのですが、この経緯もかなり理不尽なものとなっています。
「七本槍」の筆頭であった福島正則は家康からもっとも警戒された大名だったのかもしれません。西国大名のパイプ役として重要な役割を担っていたこともあり、福島家は言いがかりのような理由で改易となります。
第2章では福島正則や加藤清正など豊臣系の外様大名をはじめ、江戸時代初期に改易となり、しかしなんとか再興を成し遂げた大名たちを紹介します。
第1章のまとめです。改易されてそのまま消えてしまった大名と、見事に復帰した大名たちとのちがいはどこにあったと思いますか?
吉川元春の三男、吉川広家は関ヶ原の戦いにおいて西軍を裏切り、東軍に味方した武将として知られていますが、彼は主家である毛利家を残すために必死に働いたとも言えます。その後の行動を見るかぎり、広家なりの忠義があったのでしょうね。
足利義輝や義昭など室町幕府の将軍名には「義」の字が共通して使われていますが、なぜ初代・尊氏には使われていないのでしょうか。
秀吉の正室・おねの甥である木下勝俊、滝川一益の甥(娘婿とも養子とも)である滝川雄利のふたりも豊臣系ということで改易されましたが、それぞれ大名に復帰しています。
新庄直頼と久留島長親のふたりも大名として復帰を遂げることに成功しています。新庄家は改易時より大きな所領を得、また村上海賊として知られる久留島家は関ヶ原の戦いで西軍に味方しながらも有力者とのコネクションの力で再興しています。
源氏の子孫しか征夷大将軍に就任できないと思っている方はけっこういらっしゃるんじゃないかと思うのですが(ぼくがそうでした)、じっさいには源氏以外の人物が将軍に就任していることからもこの話は正しくないようです。
相馬家も関ヶ原の戦い後に改易となりましたが、当主・相馬利胤は平将門の子孫である名門のプライドを守り、父祖伝来の地に大名として復帰しています。
攻城団スタジオでの初収録となる番組を公開しました。がんばって収録&編集したのでぜひご視聴ください!
佐竹義重の息子でもある岩城貞隆は兄・義宣に従ったために改易となります。そこから15年かけて貞隆が大名に復帰するまでには並々ならぬ苦労がありました。
丹羽長秀を父に持つ丹羽長重は受け継いだ123万石を数年で4万石にまで減封され、さらに改易となるなど波乱の人生を歩みますが、江戸時代に入り、なんとかお家再興を果たしました。その背景を見ると前田利長や徳川秀忠など二世大名同士の人脈は大事だなと感じ…
最初のひとりは西国無双と謳われた立花宗茂です。関ヶ原の戦いで改易された者のうち、旧領を回復した武将は宗茂ただひとりだったのですが、それはなぜか。
江戸幕府――とくに初期の江戸幕府はさながら人事ドラマのように左遷や栄転が繰り返されました。強固で安定した幕府をつくるためにおこなわれた人事に翻弄された大名たちを見ていきましょう。
「城もなか」の伝道師こと城葱さんが沖縄県初の城もなかである「首里城最中」を発見&購入されたので、城もなか愛にあふれるレポートを寄稿していただきました!