攻城団ブログ

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攻城団スタジオの開設準備

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いまから2か月ほど前の3月24日、まだ引っ越す前の新居でスタジオづくりがはじまりました。
瀧田さんの知り合いに詳しい方(野倉さん)がいたので、京都まで来ていただき(まだこのタイミングは緊急事態宣言下ではなかったこともあり)レイアウトや購入すべき機材についていろいろと教えていただきました。

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ぼくと野倉さん。ふたりとも身長が高いので立つと部屋が狭く見える。

この連載では攻城団のスタジオがどんなふうにできあがっていくのかの過程や、動画配信をはじめるにあたってぼくが学んだことなどを書き残していこうと思っています。
ぼくのように自宅の一室をスタジオにしようと考えている人(そんな無茶なことを考える人がどのくらいいるかはさておき)や、歴史系ユーチューバーを目指す人の参考になればうれしいし、みんなでつながって連携イベントとかもやれたらいいなと目論んでいます。

はじめに

まずうちの環境について書いておきます。
間取りとしては2階にある12畳の洋室で、北側全面が窓になっています。正確にはサンルーム(屋根付きのベランダ)があるので二重窓のようになっています。この二重になってる点は新居選びの際に高く評価したポイントで、防音効果を期待したのですがじっさいにはそこまで音は遮断されてなかったです。
(なお今回、動画配信をはじめるためにぼくが自宅を引っ越しています)

回線はeo光の10ギガコースに申し込みました。
じっさいには安定した回線であれば1ギガでも十分なクオリティの配信は可能ですが、月額費用がほとんど変わらなかったので10ギガにしました。ただ、10ギガといってもパソコンの有線LANのポートやハブが対応してないことが多いですし、対応したハブは数万円もします。無線LANも最新の規格であるWi-Fi 6なら9.6Gbpsとフル活用できそうですが、やはり対応製品は高いです。
ただいずれ観客を入れてイベント中継などをおこなう際に多人数がネットに接続しても影響が出ないというメリットはあると思っています。

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自宅スタジオの注意点は日常生活とのバランスにあり

最初に考えなければならないのはどの方向で撮影するかという「向き」です。
自宅スタジオの場合、導線の検討がかなり重要です。ポイントは「収録(配信)時に邪魔にならないこと」と「生活空間との共存」の2点です。

うちの場合、当初(1)の方向を背面にしての撮影を考えていました。
この方向はタイル貼りになっているのですが、ここにあとではがせる壁紙を上から貼るなり、ホームセンターで柱と板とラブリコを買ってきて、それっぽい感じの棚をつくってもいいかなと思っていましたが、下の写真を見ればわかるように出入口があるため、撮影がはじまったら人の出入りができません。

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いずれコロナが終息した際には観客を入れることを考えたいのですが、遅刻した人に次の休憩まで待ってもらうことは許容できたとしても収録中にトイレに行きたくなった人が出られないのは地獄なので却下することに。

つづいて(2)の方向も考えたのですが、これもカメラの画角にガラス戸が写り込んでしまうのと奥行きを考えると室内の移動がむずかしそうなので却下しました。

けっきょく(3)を採用するしかなかったのですが、おそらく自宅スタジオの場合はこうした壁や窓の問題や出入口の位置によって選択の余地がないケースが多いと思います。
うちの場合、この向きだと作り付けの棚があり、ふだんはここにテレビを置いてリビングとして使うつもりだったのですが、日常を犠牲にすることで妥協しています。また左側の壁には明かり取りの窓みたいなのがあるので、これは吸音材などでふさぐことにしました。

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結論としては

  • 作り付けの棚を背景として使うために生活感のあるものを置かない(日常を犠牲に)
  • 反射をおさえるために棚のガラス戸ははずす

といった制約を受け入れてスタジオの「向き」が決まりました。

あとはこの部屋をゲストを招いて対談番組などの収録ができるように椅子を置いたり、照明を設置したりしていきます。
幸い、リビングとして使う予定のテレビが(ちょっと古いものの)47インチとそこそこ大きいサイズでHDMIの入力にも対応しているので、それをそのままスライド投影用に共用する予定です。

リビング兼用スタジオの課題

自宅スタジオといってもほとんどの方はぼくのようにリビングとの兼用が中心になると思います。
この場合、家族の理解や協力はもちろん必要なのですが、どうしても準備に時間がかかるという難点があります。専用の部屋を確保できればカメラや照明をセットしたままにしておけるのですが、ふだんはリビングとして使うとなると片付けなければならないですし、テレビを見るためには椅子の向きも逆にしないといけません。
椅子などのレイアウトを変更し、カメラや照明を運んでセットするには慣れても30分くらいはかかってしまうので、たとえばZoomでのビデオミーティングに使うのはめんどくさすぎます。

そこでぼくは仕事部屋にサブスタジオというか、最低限の配信環境を用意しました。
どのみちカメラや照明は仕事部屋にしまっておかないといけないので、だったら定位置を撮影用に決めてしまうことでビデオミーティングやひとり語りなどの収録で使えるようにしています。

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昨今、背景を本棚にするとイキってると捉えられることもあるようですが、仕事部屋の2面が本棚(残りは窓が1面、押入れが1面)なのでどうしようもないです。
まあ攻城団の人として、お城の本に囲まれて話すのは多少の威厳にもつながるんじゃないかなと。
(そのアピールも兼ねて目立つ場所に「日本城郭大系」を置いてあったりします)

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カメラの後ろはすぐ窓なのでひとり専用のスタジオって感じですね。
おそらく当面はゲストを呼べる状況にないので、この仕事部屋スタジオからの配信が中心になりそうですが、いずれは登壇者も観客も入れて、楽しいイベントを開催していきたいので楽しみにしていてくださいね。

とりあえず初回はこんなところで。次回は購入した機材などを紹介していこうと思います。

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