ライブ配信であれば編集は不要なのですが、番組を事前収録してからYouTube等にアップする場合、何らかの編集作業をおこなうことが一般的です。
テロップや画像を追加したり、BGMや効果音を追加したり、「えー」という無意味な部分をカットしたり、編集することで動画のクオリティは格段にアップします(専門的には「ポストプロダクション」と呼ぶそうです)。
後日書きますが、オープニングやエンディングを追加するのも編集でやることのひとつですね。
どの編集ソフトがいいのか?
動画の編集ソフトは無料のものから高価なものまでたくさんあります。
おそらく利用者数が多く、書籍などで紹介されているのはこの3つでしょうか。
ちなみにMacだとiMovieがデフォルトで入ってるので、それでもいいです。
ぼく自身は、以前はiMovieを使い、去年はWondershare Filmora(フィモーラ)という1万円弱のソフトを使い、さらに攻城団TVをはじめるにあたってPremiere Proを使うようになりましたが、前回アップした10分程度の番組からはDaVinci Resolveを使っています。
配信についていろいろ教わっている野倉さんに以前質問した際には「どのソフトでもできることはたいして変わらないので、ぶっちゃけなんでもいいです」とおっしゃってました。
いくつか使ってみたぼくの感想としても同じような意見です。慣れが大事だし、「Appleが好きだから」と好みで選ぶのも悪くないと思います。
もし無料で使ってみるならiMovieかDaVinci Resolveがオススメです(Premiere ProとFinal Cut Proもトライアル版があります)。
またすでにPhotoshopやIllustratorといったAdobe製品を使っていて、Creative Cloudのコンプリートプランをサブスク契約している方であれば、Premiere Proも含まれているし、ソフト同士も連携して使えるのでいいと思います。
Windowsの方はiMovieもFinal Cut Proも使えないので、Premiere ProかDaVinci Resolveなど少し選択肢が減りますね。
各ソフトのメリット・デメリットはいろんな方がブログで書かれているので割愛しますが、
- メインPCのOS(WindowsかMacか)
- ふだんAdobeの画像編集ソフトを使っているか
- 無料ではじめたいか
あたりをポイントに選べばいいと思います。
迷ったらDaVinci Resolveで!
いくつかのソフトを経た上で、現在ぼくはDaVinci Resolveを使っていて、今後も使い続けようと決めたのですが、それは提供元のBlackmagic Design(ブラックマジックデザイン)社がとても素敵な会社だからです。
創業者のグラント・ペティさんはとにかく高価だった撮影機材を個人でも手の届く価格にまで下げることで(しかも高品質のまま!)「才能はあるけどお金がない」人たちがクリエイティブの世界でチャンスが得られるようにと経営されています。
会社概要 – 会社概要 | Blackmagic Design
こうした理念を掲げながら会社として成長しているのがなによりすごいです。
すでに攻城団スタジオでは配信用のスイッチャーやVTR再生機などBlackmagic Design製品をいくつか購入していますが、それほど支持してるなら編集ソフトも同社の製品で揃えようと思ったわけです。
なおDaVinci Resolveには有償版もあるのですが、95%くらいの機能は無償版でも使えるので、とりあえず無償版ではじめたらいいと思います。ぼくもいまは無償版を使っていて、近いうちに有償版を買う予定です。
編集作業を効率的におこなえる専用キーボード「Speed Editor」も買って、1本でもたくさん番組をつくっていきたいと思っています。
仲間が増えればいいなと思うのでちょっと宣伝っぽい内容がつづきますが、DaVinci Resolveの無料セミナーが先日、YouTubeライブで配信されたので興味が湧いた方はぜひ視聴してみてください。
冒頭にBlackmagic Design社の岡野さんが会社の成り立ちの話もされていて、ぼくはそれを聞いて動画についてはBlackmagic Designと心中してもいいと思いました。