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【お城の基礎講座】45.御殿の中奥と奥

のイメージ...

近世城郭には御殿(ごてん)がありました。
御殿には大きく分けて表と奥がありますが、中奥と奥は城主の私的な空間で生活に必要な居間、寝室、風呂屋などがありました。
今回はこれらの中奥と奥について見てみたいと思います。

中奥(なかおく)

城主の日常の生活の場は中奥(なかおく)と呼ばれ、基本的には居間と寝室の二棟からなっていました。
居間は城主が座る「御座の間」(ござのま、御座所(ござしょ)ともいう)が上段の間となっており、重臣たちが城主にお伺いを立てるための「次の間」(つぎのま)があります。
さらには警備の侍がいる部屋もありました。
居間は書院造の格式の高い建物でしたが、日常生活の場なので表御殿に比べると簡素です。
寝室には城主が寝るところと警備の侍がいる部屋がありました。
居間と寝室とがひとまとめになっているところもあります。
その他には、風呂屋、数寄屋(すきや)、能舞台などがある御殿もあったようです。

奥(おく)

奥も城主の生活の場です。
しかし中奥が政務を執るための公的な色合いが強かったのに対し、奥は完全に個人の空間となっていました。
そのため奥に入れる人が限定されており、中奥の役人は原則として立ち入り禁止でした。
奥は御殿女中(ごてんじょちゅう)と呼ばれる女官たちが仕切っていました。
奥御殿のもっとも奥には長局(ながつぼね)があり、大勢の御殿女中が暮らす大きな建物となっていました。
お局様と侍女たちが暮らす空間です。
ドラマの大奥で語られるのはここでの出来事ということになります。
ちなみに、「大奥」と呼ばれるのは江戸城と名古屋城だけだそうです。

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復元された名古屋城本丸御殿

まとめ

御殿の中奥と奥は城主の私的空間であり、生活に必要な居間や寝室、風呂屋などがありました。
造りは表御殿に比べて簡素ではあったものの、完全にプライベートな空間を保っていました。
ということで、御殿の中奥と奥というお話でした。
じゃあね🖐️

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