攻城団ブログ

お城や戦国時代に関するいろんな話題をお届けしていきます!

小早川家 の検索結果:

それなりの戦国大名家は合戦で負けても滅亡しない(ことが多い)

…例としては、(竹原)小早川家のケースがある。毛利元就の子の隆景が小早川へ養子に入ったのは、大内勢による出雲攻めが失敗した直後のこと。この時期、竹原小早川は同族で尼子側から寝返ったばかりの沼田小早川と共に当主を失った状態で、一族揃って安定するために当主と後ろ盾を必要としていた。そこで同じ大内側である毛利から養子を連れてきた。結果、毛利の勢力に取り込まれることにはなったが、所領は拡大した。蘆名も、もし佐竹が伊達との争いに勝ったなら同じようなコースを進んだのでは? その意味では「当…

【戦国軍師入門】北九州をめぐる戦い――小早川隆景・立花道雪の激突

…川隆景は元就の三男で小早川家に養子として入り、「毛利の両川」として本家を支えた、知将として名高い人物だ。元々水軍に縁の深い小早川家を率いて活躍した。一方の立花道雪は、この後でも述べるが大友家を支えた名軍師として諸国から畏怖された人物だ。この2人が激突したのだから、まさに戦国時代ファン垂涎の戦いと言える。 戦いはまず2万の大軍を率いた小早川隆景が北九州に上陸し、門司城を占領したことから始まる。これに対して道雪もまた2万の軍を率いて速やかに出陣し、両雄が激突する。 この時に道雪は…

【10大戦国大名の実力】毛利家⑤――元就の呪縛

…つぶすところだった。小早川家の秀秋は(毛利の血を継いでいるわけではないが)裏切りによって東軍勝利最大の立役者となり、戦後にそのことを気に病んだ末、若くして病死する。確かに、どれも恰好の良い活躍はできなかった大名たちである。 この背景には、やはり先述した「元就死後の毛利」の方針があったように思える。自身では天下を望まず、その時々の有力者――秀吉なり、家康なり――に接近してきた。その原因が「元就の遺言」にあったのか、それとも輝元の世代の毛利一族には元就のようなバイタリティがなかっ…

【10大戦国大名の実力】毛利家④――元就の死後

…知らずの名将として武勇で知られただけでなく、読書など文化的教養にも恵まれた人物であったと伝わる。 積極的に豊臣政権に交わった隆景は筑前に領地を与えられて九州遠征でも活躍したが、1597年(慶長2年)に病没した。一説には、彼が秀吉一族にあたる秀秋を養子として迎え入れたのは、毛利本家に秀秋が送り込まれようとしているのを察知して先回りしたのだという。真偽は定かではないが、秀秋が凡愚な人物として知られていることを考えると、隆景は最後に小早川家を犠牲にして毛利家を守ったのだとも思える。

【殿様の左遷栄転物語】不本意な褒美を受けた男 吉川広家

…・隆景を送り込まれた小早川家とともに毛利の重鎮として大きな働きをするようになり、同じ川の字があることから「毛利両川」と称されるようになった。彼らは豊臣政権下においても活躍し、秀吉から出雲国に14万石の所領を(毛利家の所領を分け与えられる形ではあったが)与えられ、大名となっている。 さて、関ヶ原の戦い当時、吉川家の当主であったのが、元春の三男・広家であった。彼は若き日の一時期を豊臣家の人質として過ごしたこともあったが、関ヶ原の戦いにおいては「家康が勝つ」と読んでいたようだ。にも…

1.戦国大名の誕生

…い。毛利家を小国人から中国一の勢力へと成長させた毛利元就は、自身の子供たちを勢力拡大にうまく活用している。次男・元春を吉川家へ、三男・隆景を小早川家へ、と本来は同格であった国人のもとへ養子として送り込み、ついには相手をのっとって毛利傘下にしてしまった。また、長女の五龍局は有力国人である宍戸家に嫁入りさせ、ガッチリと勢力に組み込んだ。このような巧みな養子・婚姻政策こそが、毛利家の躍進を支えたのである。 次回「(2)織豊政権期のパラダイム転換」につづきます。 kojodan.jp

毛利元就ゆかりの地おすすめ19選

…りが不在となった竹原小早川家から養子の要望を受けて、後に小早川隆景となる三男の徳寿丸を差し出しました。 1545年には正妻の妙玖と養母であり恩人の杉大方が相次いで亡くなってしまい文献などにより元就がかなり気落ちしていたことが伺えます。そしてその翌年に元就は隠居を表明し嫡男である隆元に家督を譲ってしまいます。これはあくまで表面上のことで実権はほぼ元就が握っていたとのことです。 月山富田城の戦いで同盟国であるはずの毛利家を裏切った吉川家当主の興経は一族内で諍いを生じさせており、反…

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