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藤里さんの金蔵寺城攻城レポート

兵庫県豊岡市に金蔵寺城というお城があるのですが、もともとは空海が開基した山岳寺院・金蔵寺が城郭化したということもあり、かなり本気の登山になるそうです。そのルートがわかりにくいということで、このたび現地を訪問された藤里さんに訪問レポートを書いていただきました!

こんにちは、藤里です。
金蔵寺城に行ってきましたのでそのレポートを書きます。金蔵寺城への登城路に関する情報はあまり多くなく、昨年それなりに調べてチャレンジしてみたのですがたどり着けず、先日やっと攻城できましたので、今後攻城される方にとって少しでも参考になればと思いレポートします。

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兵庫県豊岡市但東町虫生(むしゅう)の兵庫県道2号 宮津養父線沿いに「但東町指定文化財 旧金蔵山金蔵寺跡」という標柱があります(35.509248,135.004004)ので、ここを宮津方面からなら左折、出石方面からなら右折します。

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400メートルほど進んだ舗装路の終わりにスペースがあり、私はここに駐車して攻城しました。駐車場について但東シルクロード観光協会に問い合わせたところ、その場所を含めて「近隣に公的な駐車場はなく、公道、もしくは私有地に駐車される場合は自己責任で」との回答がありましたのでここに駐車することを無責任におすすめすることはできませんが、ひとつの情報としてお伝えさせていただきます。

舗装路の先の未舗装の林道を進みます。山で作業される方が進入されるのかわだちがありますが、攻城の際は未舗装の林道を車で行くことはおすすめしません。
この林道を道なりにまっすぐ進みます。時折左側に入れそうな箇所がありますが、がまんしてとにかく道なりにまっすぐ進んでください。
未舗装の林道を徒歩で15~20分ほど進むと、左前方の山際に顔が一部欠けた小さな石仏があるやや開けた場所に出ます。ここも左側に登っていけそうな雰囲気がありますががまんして、石仏を左に見ながら沢沿いに進みます。私としては右側に進むというよりまっすぐ進むというイメージでしたが、とにかく左側ではありません。

沢沿いを進むとすぐに道らしい道がなくなりますが、沢沿いの谷筋をまっすぐ進みます。倒木があったりやや滑る箇所もあります。私が攻城したときは沢の水量はとても少なかったのですが、降雨後などは水量が多くなるかもしれませんので充分気をつけてください。

沢沿いの谷筋を進んでいくと今度は沢が右側に別れる箇所もありますが、がまんしてまっすぐ進みます。石仏から10~15分ほど進むと沢がなくなり目の前に斜面が現れます。よく見るとつづら折りの道が見えますが、この斜面をまっすぐ尾根まで登ります。

尾根には踏み跡がある山道がありました。ここが城域の南西の尾根で、左に進めばすぐに曲輪が現れます。ここまで未舗装の林道からとにかくまっすぐ進むというイメージで、左側に行きたくなる衝動に負けないことが重要です。なお興味本位で尾根の山道を右に数分進んでみましたが、山道は続いているもののお城を感じさせるものには出会えませんでした。

この先明確な道がない箇所もありますが、縄張図があれば城域を散策したり金蔵山山頂の詰城までたどり着けると思います。私は「豊岡市の城郭集成Ⅱ」(著者:西尾孝昌、出版:豊岡市歴史文化遺産活用活性化事業実行委員会)に掲載されている縄張図を参考に攻城しました。

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本堂や塔などが存在していたと思われる曲輪にある石積(三段程度)、主尾根南端部の5条の堀切、詰城の帯曲輪の北東側にある2条の堀切、薄いですが詰城の帯曲輪の北側及び南側にある畝状竪堀などが見所かと思います。
金蔵寺城は山岳寺院が城郭化した大きなお城で全体を見て回るのに1時間半ほどかかりましたが、ていねいに削平された曲輪や堀切、畝状竪堀などを見ていたら、やっとでたどり着けた達成感だけではなく満足感も得られました。
明確な道のない沢沿いや山を歩きますので軽装での攻城は危険かと思います。縄張図も含めしっかり準備して攻城していただければと思います。

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