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京都文化博物館の総合展「明智光秀と戦国京都」にいってきました

現在、京都文化博物館で開催されている総合展「明智光秀と戦国京都」を見に行ってきました。
10時の開館と同時に入ったのでゆっくり見ることができたのですが、京都に住んでる方はぜひ、近畿に住んでる方も京都に来る用事があるならついでに寄ってもらいたいと思える展示でした。
(以下、館内撮影不可だったので図録の写真ばかりです)

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ぶっちゃけ光秀はあんまり関係ない

「明智光秀と戦国京都」とあるので、織田家と将軍家の両属時代の光秀、織田家臣として京都の代官をつとめた光秀、そして「本能寺の変」前後の光秀あたりが特集されるのだろうと思っていたのですが、展示の大半は足利将軍家を中心に京の権力者の変遷といったところでした。
でもそれがとてもおもしろいのです。

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戦国時代の室町幕府(=足利将軍家)というのは内部での争いもあり、そこに細川家や三好家などが関わってくることで対立がどんどん深まっていくわけですが、京の支配者が二転三転するのに振り回されながらも東寺や龍安寺などが寺領の維持・保全を図るために交渉をしていた書状が残っているのは興味深かったです。
三好長慶の名前がよく出てきたことからも最近よくいわれる「信長に先駆けた天下人」の異名に説得力がありました。

義昭をともなって入京した際、信長が東寺を宿所にしていたのは知らなかったけど、広い境内を持つ寺社が宿所や本陣に利用されるのはよくあることで、寺社側にとっても権力者に貸しをつくるいい機会だったのかもしれません。

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図録が無料でもらえる

展示スペース自体がフロアの一角なので、明智光秀が出てくるのは最後のコーナーにある「革嶋家文書」の書状数点のみです。
革嶋家は京周辺の有力な国人領主で、現在の阪急桂駅近くに居館がありました。19代・革嶋秀存が「山崎の合戦」で光秀に味方したため没落していきますが、鎌倉時代にはじまる革嶋家の貴重な史料が残されています。

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広くないとはいえ、こうした書状が20点近く展示されており、そのすべてがカラー写真と解説文のセットで掲載されている図録がなんと無料でもらえます。
入館料500円でこのサービスはすごいです。
(なので館内に貼り出されている文章はメモを取らなくても大丈夫です)

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前期は7月19日(日)まで、7月22日(水)からはじまる後期は展示替えもあるみたいなので、もう一回見に行ってもいいかなと思ってます。

news.kojodan.jp

マスク着用必須で、入口で来館記録を書くことを求められます。
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