今回は明治時代におこなわれた天守の払い下げについての解説です。ちょっと意外なテーマですが、たしかにお城にとっては大事な歴史のひとつですね。
湯築城は戦国大名・河野氏の居城ということもあり、気になるお城ランキングで常に上位にいます。資料館のみなさんの対応が素晴らしくて、訪問した方はみんな褒めてますね。
今回は明治以降に再建された天守がいつ建てられたのかについての解説です。文化庁が定めた基準を満たした復元天守は全国に5城しかないというのは、すごく貴重な存在ですね。
原城は「島原の乱」で3万7千人の一揆勢が立てこもった城として知られています。一気としては日本の歴史上最大規模となります。島原藩主・松倉勝家は責任を問われて改易、のちに斬首となりましたが、江戸時代に大名が切腹ではなく斬首を命じられた唯一のケー…
今回は再建された天守のうち「復興天守」と「模擬天守」についての解説です。お城めぐりをはじめた頃は、こうした史実とことなる再建天守を邪道だと思ってましたが、最近はこれはこれでありと感じるようになりました。ちがうということさえわかっていれば地…
団員の十林寺さんが板橋区立美術館で開催中の館蔵品展「狩野派学習帳 今こそ江戸絵画の正統に学ぼう」を見てきたそうです。さっそくレポートを書いていただいたので紹介します。
「本能寺の変」はおもしろすぎるのだ、という総括がすべてですね。いつどこで誰が何をしたかという情報がすべてで揃っているのに、唯一光秀の動機だけがよくわからないので奇説珍説が百花繚乱となっています。
今回は再建された天守のうち「復元天守」についての解説です。その多くが第二次世界大戦で焼失したのですが、旧国宝(戦前の国宝)に指定されていたものが多く、写真などの資料が残っていたので再建できました。
新発田城というと3匹のシャチホコが載った復元三重櫓が有名ですが、もともとは上杉景勝に反乱を起こした新発田重家の居城でした。もし「本能寺の変」が起きてなければ、上杉家は滅んでいたかもしれませんね。
二条城で開催された学芸員解説会に参加してきたので、そのレポートを書きました。今回もスライドをぜんぶ撮影したのでみんなに共有しますね。
今回は全国に残る現存12天守についての解説です。もちろん修復をつづけながらなのですべての部材が創建当時のままなんてことはないのですが、木造建築のすごさを実感しますね。
「戦国みにまる」の製作者で現在クラウドファンディング実施中のshigekiさんに、このゲームのおもしろさについてインタビューさせていただきました。
金沢城は加賀百万石、前田家のイメージが強いですが、その前は「百姓の持ちたる国」と言われ、本願寺勢力が支配する土地でした。佐久間盛政が初代城主をつとめたのですが、統治は容易ではなかったでしょうね。
合戦において天守そのものを囲まれることはほぼなかったものの、大坂の陣や戊辰戦争では天守に大砲が撃ち込まれるなど敵の攻撃目標になったり、また味方の避難場所として使われました。軍事的性格が強いお城の場合、天守に井戸やトイレなどの設備が備え付け…
歴史はどこか一か所だけで進行するものではなく、各地で同時に起こり、また相互に影響を与え合うものであることがこの連載を通じてわかったと思います。最終回となる今回は当時まだ日本の外にあった琉球と蝦夷地についてのぞいてみましょう。