攻城団ブログ

お城や戦国時代に関するいろんな話題をお届けしていきます!

2020-01-01から1年間の記事一覧

【お城の基礎講座】61. 算木積(さんぎづみ)

今回は算木積(さんぎづみ)についての解説です。石垣の隅っこの部分の積み方で、とくに江戸時代に築かれた近世城郭の算木積みは芸術的ですよね。ぼくも好きで、ついつい写真を撮りたくなってしまいます。

【江戸時代のお家騒動】何でもあり! 江戸期最大のお家騒動「伊達騒動」

今回は小休止です。お家騒動が悩ましいのは単純に善悪で整理できない点にあります。勝ったほうが正しいかというとそうでもなく、むしろどっちが勝っても藩の弱体化につながるケースが大半であることが悲劇ですよね。

【お城の基礎講座】60. 石垣・石の積み方による分類

今回は石の積み方による石垣の分類についての解説です。この記事でも写真で紹介されていますが、江戸城には切込接布積みのようなきれいな石垣のほか、亀甲積みなどの変わった石垣も見ることができるので、石垣観察にはかなり向いてるお城なんですよね。

明智光秀と今井宗久ーーあるいは畿内の実力者たち

茶人であり、また豪商でもあった今井宗久は信長からはさまざまな特権を与えられ、銀山支配や鉄砲製造を通じて天下統一事業を支えました。おそらく光秀ともさまざまなやり取りがあったと思うのですが、記録には残っていないようです。

細川藤孝と麝香のなれそめについて調べたら足利将軍が出てきた

熊川城を訪問した際、どうして京に住んでるエリート官僚の細川藤孝が沼田氏の娘と結婚したのかと尋ねたらおもしろいエピソードを聞けたのでご紹介します。

【江戸時代のお家騒動】宇都宮釣天井事件ーー秀忠派が長安事件の復讐を果たす?

出る杭は打たれるといいますが、濡れ衣に近い処罰を受けたのが本多正純です。釣天井の事実などなかったのに「宇都宮釣天井事件」と後世にまで語られるのは不憫ですね。

【お城の基礎講座】59. 石垣・積石の加工による分類

今回は石垣の加工による分類についての解説です。野面積み、打込接ぎ、切込接ぎ、は基本的には時代の古い順ですが、江戸時代でも野面積みが使われてたりするので、積み方だけで築造年代の判断はできないそうです(とくに修復などもとの石をリユースする場合…

【江戸時代のお家騒動】里見騒動ーー大久保長安事件のとばっちりと見せしめの改易

前回の大久保長安事件の余波のひとつが里見家の改易です(表向きは移封)。その背景として「大坂の陣」に向けての見せしめと、江戸に近い外様大名を排除したいという幕府の狙いがあったようです。

【お城の基礎講座】58. 石垣の構造

今回は石垣の構造についての解説です。根石や裏込石くらいは知っていたのですが、積石や飼石ははじめて知りました。石垣の構造も詳しく教わると奥深いんですね。いかに崩れないように積むかという、知恵の結晶という感じがします。

【江戸時代のお家騒動】大久保長安事件ーー幕府中枢の権力闘争が原因?

大久保長安事件はまだ家康が存命中に起きた幕府による粛清事件ですが、その背景には長安を庇護する大久保忠隣と本多正信の派閥争いや遺恨があったようです。大久保家は御家断絶は免れたものの、ここから全国を転々とするんですよね。

【お城の基礎講座】57. 土塁(どるい)の種類

今回は土塁の種類についての解説です。腰巻石垣(こしまきいしがき)は石垣じゃなく土塁の分類なのか。まあたしかにそうかも。彦根城の腰巻石垣はわかりやすいので城郭検定などの問題でもよく出題されてますね。

明智光秀と足利義栄ーーあるいは「ライバル未満の存在」であっても

戦国時代末期の室町幕府将軍というと足利義輝・義昭の兄弟が思い浮かびますが、その間に三好家に擁立された14代・義栄がいることはあまり知られてないですね。彼の父親の代からの因縁も含めて知ると、当時の将軍家内の対立構造がよく理解できると思います。

戦国時代の足利将軍についてざっくり理解する

戦国時代の足利将軍について、どんな人がどんな経緯で将軍職についていたのかをざっくりまとめました。

【江戸時代のお家騒動】江戸幕府=徳川家内の激烈な生き残り闘争

初期の江戸幕府の不安定さの要因として、幕府自ら強権的に大名に圧力をかけていったことと、家康から秀忠への(とくに大御所・家康死去後の)権力構造の変化にともなう派閥争いがあります。出る杭は打たれる、というのは現代でもよくあることですが、命や家…

【お城の基礎講座】56. 土塁(どるい)の構造

今回は土塁の構造についての解説です。土塁の上の部分を「褶(ひらみ)」と呼ぶのですね。こういう用語は知らなかったので勉強になります。

【江戸時代のお家騒動】江戸時代お家騒動、3つの特徴

江戸時代に各大名家で起きた多くのお家騒動はおおよそ3つの特徴があるそうです。武力衝突ではなく政治闘争であることや、幕府の介入がしばしばあったことなど、お家騒動の顛末を見る上でのポイントを整理してもらいました。

【お城の基礎講座】55. 堀底(ほりぞこ)の形

今回は堀底の形状の分類についての解説です。薬研堀とか毛抜堀はよく城郭検定の問題に出るんですが、こういうのって誰が命名したんですかね。江戸時代の人?

【戦国軍師入門】九頭竜川大会戦――30倍の勢力差を逆転

朝倉宗滴の名で知られる朝倉教景は一族の軍師として、各地を転戦し武名を轟かせていました。

【お城の基礎講座】54. 空堀(からぼり)

今回は水の入ってない堀=空堀についての解説です。空堀というと山城のイメージが強いのですが、じっさいは大坂城や名古屋城などの近世城郭にもあります。訪問した方であれば名古屋城の空堀に鹿がいるのを見たことがあるんじゃないでしょうか。

明智光秀と足利義昭――あるいは選ばなかった主君

将軍家にかぎらず、兄弟間で世継ぎの座を争うことを避けるために嫡男以外を仏門にいれるということはよくある話でしたが、義昭については還俗してほんとうに幸せだったのかわからないですね。

【お城の基礎講座】53. 水堀(みずぼり)

今回はお城を囲う水堀についての解説です。近世城郭の水堀は鉄砲や大砲などの影響もありかなり幅が広いですよね。水堀越しに見る隅櫓はとてもカッコいいので好きな構図です。

【戦国軍師入門】安祥城の戦い――軍師僧・太原雪斎の交渉術

名軍師・太原雪斎のエピソードは多々ありますが、軍事と外交の両面での才能が際立っているのがこの竹千代を取り戻した一連の軍事行動ですね。

【お城の基礎講座】52. 曲輪(くるわ)の名前

今回は曲輪(くるわ)の名前についての解説です。どうして「西の丸」や「北の丸」はあるのに「南の丸」がないんでしょうね。南側に大手をつくる(=出丸はつくらない)ことが多かったとか?

【戦国軍師入門】6.占い、勝利祈願をする軍師と、僧侶身分を活用した軍師

軍師には祈祷師や僧侶などさまざまなタイプの者がいました。彼らは知識や交渉でもって味方に有利な状況をつくり勝利に貢献しました。

【お城の基礎講座】51. 縄張り(なわばり)の三つの基本形式

今回はお城の縄張りの形状についての解説です。たかまる。さんが書かれてるとおり「ひとつとして同じ縄張の城はない」のですが、一方で明らかに模倣・酷似してるケースもあるので、自分が訪問したお城の縄張りを見比べてみるのもおもしろいと思います。

明智光秀と斎藤龍興ーーあるいは越前でニアミス?

それほど有名ではないものの、斎藤龍興という人はじつに興味深い人物です。信長に負け続けたものの、これだけ長きにわたって反抗し続けたのは見事です。

【お城の基礎講座】50. 曲輪(くるわ)

今回はお城の曲輪・郭についての解説です。お城の縄張りが地形を活かしてつくられたため、曲輪の形や大きさ、数もさまざまですが、近世城郭になっていくと平地に築かれたこともあり方形の曲輪が増えました。

【戦国軍師入門】5.戦わずして勝つ、軍師の手腕

戦に勝つために軍師が果たした役割についての解説です。戦う前に勝敗を決するような状況をつくることが有能な軍師には求められました。

nanoblock(ナノブロック)から首里城が新発売!

株式会社カワダから世界最小級ブロック「nanoblock(ナノブロック)」の新商品として「首里城」が発売されました。この商品の売り上げの一部は「首里城火災復旧・復興支援寄付金」として寄付されるそうです。

【お城の基礎講座】49. お城の縄張(なわばり)

今回はお城の縄張りについての解説です。「ここからここまでは門!」といった感じで縄を張ったことからそう呼ばれるようになったらしいのですが、平面的な地形から立体的なお城の完成形をイメージできる人はすごいなと思います。

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